ポメラニアン

ポメラニアンの特徴は、愛嬌ある顔、柔らかいふわふわのコート（被毛）、短いマズル、小さく尖った耳です。

性格は、知的、活動的で、人や犬と遊ぶのが好きです。
忠誠心が強く、飼い主を大切にするので、家族と過ごす時間を一緒に楽しめます。
高い知能を持ち、シツケがしやすいのでオビディエンス・トレーニング（服従訓練）やアジリティ競技でも活躍します。

子どもや他のペットとは一般的に相性良いが、他人の前では遠慮したり、初めて会う犬に臆病になることもある。
ポメラニアンは、鳴き声が大きく気が強いところもあります。 無駄吠えのシツケや環境によって、鳴き癖を制御コントロールする必要があります。

ポメラニアンの飼い方、注意事項と飼育するコツのまとめです。
※ 飼い方の基礎編・犬種の共通項目は 犬の飼い方 20種類の準備リスト をご覧ください。

1. 準備

犬が落ち着いてすごせる環境（ハウス、トイレ、食器、吸水器...）を用意します。犬を飼う準備、必要グッズと費用リスト
食事の回数、タイミング、ドッグフードの種類は、譲渡元ブリーダーさんやショップへ問い合わせます。最初は、同じドッグフード、同じ方法、同じ用量で犬に食事を与えます。

2. 新しい環境になれる

犬を迎えれ入れたら、まず「新しい環境に慣れさせる」のが大事です。
新しい場所や状況に犬が適応し、飼い主と信頼関係を構築できるまで時間が必要です。疲労やストレスが原因で食欲減退、体調を崩すことがあります。

犬が新しい環境に慣れるまで、飼い主さんはゆっくり待ちます。
子犬は眠り続けます。そっとしときます。かまいすぎは避けます。夜鳴きや甘え鳴きの対応が必要な犬もいます。子犬のクンクン甘え鳴き止める

3. しつけトレーニング

ポメラニアンは賢いため、しつけがしやすいです。
迎え入れたら「トイレのしつけ」は早い時期から始めます。犬にトイレのシツケ、対策と覚えるコツ

つぎに、子犬のパピークラスに参加したり、「待て」「座れ」「ついて」など基礎訓練をします。

4. 食事・健康管理

健康維持のため、体に必要なタンパク質やその他の栄養素を多く含む食事が必要です。 高品質なドッグフード、もしくは栄養バランスのとれた手作り食を与えます。
飲み水はいつも新鮮な水道水、水分の量は気にせず犬が欲しがるだけ与えます。皿、ボトル、飲み口を綺麗にします。 犬はミネラルウォーターを飲める？

また毎年のワクチン接種、定期的な健康診断が大切です。
定期的な検診は忘れがちなので、ワクチン接種のさい健康診断も同時に受診します。 犬の定期健康診断の料金はいくら？

5. 運動と遊び

ポメラニアンは活動的です。心身ともに充実し健康のため毎日の運動が必要です。
散歩やランニング、庭や部屋で「持ってこい」をします。

ポメラニアンは知能が高い犬種ので、アジリティ・芸やトリック・服従訓練を教え、楽しく夢中になれる時間をあたえます。犬に可愛い芸の教え方、種類とトリック

6. グルーミングお手入れ

ポメラニアンの特徴であるふわふわの毛、清潔にし肌の健康を保つ、綺麗な見た目のため定期的なグルーミングが必要です。
少なくとも週に1回は、丁寧にブラッシングをする。被毛のもつれ絡みを取り除き、毛玉を防ぎます。1カ月1回の頻度でシャワーやお風呂に入れます。 子犬のお風呂・シャワーはいつから？

7. 社会化

ポメラニアンは、初めての人へ臆病になったり、見知らぬ犬へ過剰に興奮することがあります。 慣れない状況でも落ち着いて対応できるように「犬の社会化」が大切です。
幼犬の頃から、多くの人や様々な環境にふれ、適応性が高い犬に育てます。 子犬の社会化、時期や注意点

8. 愛情と時間

ポメラニアンの飼い方で最も大事なのは、犬へ愛情と時間をかけることです。
犬を家族の一員として迎え、時間をかけ犬とのコミュニケーションをとり、愛情と絆を構築します。人と犬が互いに成長し、最高のパートナーになります。　犬と信頼関係をつくる方法