遠方に住む８０過ぎの両親が飼っている１０歳の元気な雑種犬のことです。
番犬代わりにと躾を全くせず育てられ、とても攻撃的で他人を２回噛んで怪我をさせました。
父以外は誰も触れず父が世話をしています。
犬の訓練所に連れて行きましたが、あまりの攻撃に連れて帰ってくださいと断られました。
このままでは父に何かあった時に誰も犬に近づけません。
口輪をはめれば何とか水と餌やりができるでしょう。
高齢者や他人でもできる安全な口輪のはめ方外し方を教えてください。

そんな方法はないと思います。
比較的おとなしい性格の犬でも、口輪を初めてされるときは嫌がるものです。そしてその時の印象や感触がよくなければ、二回目からは口輪を見せただけでさらに抵抗します。

それ以前に、口輪をしてしまっては水も食事も摂れなくなりますが、わざわざ給餌や給水のためだけにはめたり外したりするのですか？
危険を犯してまでそんなことをするよりも、食器に長い取っ手や棒をつけて、物理的に犬に近づく必要がないようにするほうがよほど簡単かつ安全です。
排泄物の処理をする際も、熊手などを使って噛まれない位置から糞を引き寄せる方がいいと思います。

リードを付けて歩くような散歩はあきらめざるを得ません。制御できない者が連れ出せば、ますます咬傷事故の可能性が増すからです。
但し庭で運動させることができるようなら、元気なうちはできるだけさせるべきです。今からご家族でよく話し合って対処法を考えておいてください。