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犬が精神不安定、安定剤や抗鬱剤の薬を飲めば治るの?

YK さん

5歳のシーズ−の雄を飼っています。
極度の分離不安症で、精神が不安定になる犬に、安定剤や抗鬱剤の薬を飲めば治りますか?経過や経験談を教えてください。

私が外出先から帰宅すると、ドアやその他の家具などの枠組みまでボロボロに破壊するまで、犬が強く噛んでいるようです。犬の歯を見てみると4本ぐらい抜け落ち、犬歯は先が割れ欠け、折れた歯が歯茎にささっていました。
お医者さんに相談すると、強い分離不安症なので、精神安定剤の薬を飲んだほうがいいと薦められました。
そもそも薬を飲んで、精神疾患は治るものなのでしょうか?一定期間の服用が過ぎるとまた元の不安定な精神状態に戻るのではないでしょうか?

精神不安定や分離不安症は治すことができる

カラー さん

犬の精神不安定や分離不安症は治すことができる!と言われています。
飼主さんも苦労が多いとは思いますが、不安で苦しんでいるのは犬です。お互いに安心して過ごせるよう頑張ってください。

先ずは、シツケや行動療法で、どれだけ対処しましたか?
問題行動の原因を探り、恐怖や心配に結びついた思考や習慣を取り除きます。
分離不安症の訓練や、留守番への慣れ・習慣化など、飼主と犬で少しづつ時間をかけて練習することが重要です。 犬の分離不安症を解消、人がいなくても落ち着く方法

酷い分離不安症の場合、安定剤として処方されるのが、犬の分離不安症の治療補助薬「クロミカルム錠」です。不安状態を作り出す脳内セロトニンをコントロールし、犬を落ち着かせます。
しかし薬だけでは、精神不安定・分離不安症を治すことはできません
犬が変わるより、まずは飼主さんが変わる必要があります。飼主さんが適切な行動療法を学び、薬は補助的な役割で犬が飼主に依存する状態を改善します。

行動療法では、クライエントが現在抱えている行動上の問題(たとえば、恐怖症、習癖など)に焦点を当て、それらの問題は、「その場面に対して、何らかの原因で、不適切な反応(感情や行動)を結びつけ、それが習慣化してしまったこと」によるか、「その場面に対して、適切な反応(感情や行動)をまだ習得していないこと」によって起きていると考えます。
引用元: 行動療法 - 一般社団法人 日本臨床心理士会

・分離不安症
効果的に治療するために、「薬物療法」を併用することが薦められる。クロミカルム錠はこの分離不安症の治療補助剤としてスイス・ノバルティス社により開発された。
引用元: アニマルクリニック永山公園(札幌市)

・クロミカルム錠 | 製品情報
- 主成分は塩酸クロミプラミンで、脳内の伝達物質セロトニンの取り込みを阻害する作用を持つ。分離不安症を呈する犬では、不安に関与するセロトニンの脳内での作用が弱い傾向にあると言われ、クロミカルムを投与することにより、選択的にセロトニンの取り込み阻害をし、セロトニンの作用を高め、不安状態を取り除くと考えられている。
- 効能・効果:飼い主から離れることに起因する分離不安症(分離不安−飼い主のいない間の破壊、吠えの行動ならびに不適切な場所での排便、排尿行動)治療の補助
引用元: http://164.109.68.140/products/cab/jp/clomicalm/product_inf.shtml(リンク切れ) クロミカルム錠 - ノバルティス アニマルヘルス株式会社

犬の精神的なトラブルは

miho さん

うちの犬も1歳くらいの時に精神的に不安定な状態になり、
病院で安定剤の薬をもらいました。うちの場合は、結局薬を飲まさずに、近すぎず、遠すぎない距離で見守っていてあげたら、1週間で問題行動がなくなり治りました。
薬で早く効果的に治るかもしれないけれど、私の知り合いに聞いた話では薬を飲んだ後に、(薬が原因か不明ですが)目を見開いてグタッとしてしまうこともあるそうです。

薬を飲ませるか、飲ませないか、どっちがいいか判断がつきにくいですが、犬の精神的なトラブルは、飼主が正しい知識と愛情をもって接すれば治りますよ

精神安定する薬を飲ました

コムラサキ さん

8歳の高齢犬が環境の変化により、分離不安症になり、医師の診断をもとに精神安定する薬を犬に飲ませました。結論は「思った結果はなく、薬では治りません」でした。
同じように分離不安症になった知人の犬(子犬)は、投薬により落ち着き改善したと聞きました。犬の年齢や個体差により、薬の効果は違うようです。

まずは分離不安症になった原因を探し・・・。
夫の転勤により自宅の引っ越し、私が仕事を始める、子供たちも帰宅が遅くなる、周りは静かな田舎、犬は高齢で老犬に...と様々な要因により、留守番すると多くの問題が発生しました。
しつけやトレーニングをしても改善せず、医師に相談すると分離不安症と診断され投薬したが、治らず。
悩んだあげく薬は止め、家族みんなで根気よくトレーニングを続ける。すると時間が経過すると環境に慣れたのか犬の様子が少しづつ変わり、今では数時間の留守番は問題なくできるほど治りました。
犬が安心して過ごせるよう留守番するときの環境を見直し、留守番トレーニングを初歩から始めたのが良い結果になったと考えます。 犬の留守番、安心し過ごす方法・教え方のコツ

・この数年、精神疾患にかかる犬が増加傾向にある
・(異常行動をする)柴犬に獣医師が処方したのは、抗うつ薬の一種「アナフラニール(クロミプラミン塩酸塩錠)」。さらに、犬とのかかわり方や、ケージの置き場所を変えるなどして落ち着いた環境を作ってあげるよう指導した。すると、初診から2カ月後には、しっぽを追う行動はほとんど見られなくなったという。  獣医師の診断は「常同障害」。人間でいう強迫性障害の一種だ。
引用元: http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121202-00000005-sasahi-ent(リンク切れ) 近年目立つ犬の精神疾患 - Yahoo!ニュース