犬サイトdogoo.com

呼び戻し(おいで)を確実にするには?

ケイ さん 2009/01/10(Sat) 02:07:03

呼び戻しを徹底させる方法について、相談させて下さい。

現在、柴♀1歳半を飼っています。
(生後3か月半ほどで飼い始め、半室内飼いです。
 朝晩合計1時間半ほど、徒歩と自転車で散歩しています。
 オスワリ・フセ・タッテ・マテ等は覚えていますが、オスワリを除いて、いつでもどこでもできるレベルではありません。
 持来(モッテキテ)はおやつかボールと交換でないとできません。)

呼び戻しについて、最初、おやつを使ったしつけで「オイデ」を教えた所、食い意地が張っていることもあり、通常〜少し強い誘惑(例えば鳥や犬が歩いていたり)の時には確実に呼び戻せるようになったのですが、
この方法だと、おやつを上回る誘惑(小さい子が走り回っていたり、初めて見るおもちゃで犬が遊んでいたりする場合)に出くわした時は、ちらっとこちらを見はするものの、なかなか戻ってきません。
また、好きなボールをくわえていたり、生ゴミを拾ったりしたときも、取り上げられるのが分かっているので、こちらを意識しながら、絶対に来ません。
(語調を強めたり、低い声で言ったりしても駄目です。ロングリードで軽く合図を送ると、しぶしぶ戻ってきます。遅れて戻ってきた場合は、怒りもしない代わりに褒め言葉もおやつもなしです。)

さらに、猫を見かけたり苦手なタイプの人(強面のおじさん、いたずらっ子、犬嫌いな人など)に会ったときは、興奮のあまり飼い主の指示が耳に入らない様子です。
(こうなった場合は、リードを手繰り寄せ、目の前に立ちふさがって低い声で「オスワリ」と言うまで落ち着きません…)

「(興奮や誘惑に負けず)どんな時でも呼ばれたらすぐ戻ってくる」というのを徹底させるには、どのような練習をすれば良いのでしょうか?

もちろん、犬が興奮するような状況を事前に察知して、オスワリ・フセなどで落ち着かせておくことや、犬が苦手なものをなくす練習(特に犬にとって好ましくない人に対して、威嚇せずに大人しくしている練習)も必要なのですが…

いつかドッグランで放して遊ばせたいと思っているのですが、この状況では先が遠いです…。
呼び戻しを教えるときは、良いイメージとセットになるよう、犬が嫌がる状況のときは使ってはいけない、という話も聞きますが、最終的に呼び戻しが一番必要になるのは、まさにその「犬が嫌がる状況」ではないかと思うのですが…。
このあたり、どのように教えればよいのでしょうか?

アドバイス頂ければ嬉しいです。
長文失礼致しました。

Re: 呼び戻し(おいで)を確実にするには?

wanz さん 2009/01/13(Tue) 12:07:02

返信がないので、私のできる範囲のアドバイスになりますが・・・

>呼び戻しを教えるときは、良いイメージとセットになるよう、犬が嫌がる状況のときは使ってはいけない、
>という話も聞きますが、最終的に呼び戻しが一番必要になるのは、まさにその「犬が嫌がる状況」
>ではないかと思うのですが…。

呼び戻しのトレーニングと、日常生活で起った事態に対応する際の目的を一緒に考えてはいけません。
呼び戻しトレーニングは、「特定のコマンドである“オイデ”を教える」が目的ですが、日常生活で起った事態に対応する際の目的はぜんぜん別であることをまず頭に入れてください。
目的を頭に入れて、それを達成するために行動しないといけませんから。

特定の指示(コマンド)を教えるトレーニングをする際は、場所選びに注意しましょう。
犬のレべルに合わせて、場所を選ぶ必要があります。
そうでないと、指示に従ったことをほめる(ケイさんのおっしゃる“良いイメージとセット”はこのことですよね?)が難しくなりますから。
犬が反応しやすい刺激がありすぎて、成功に導くことが困難な環境では、トレーニングの効果は上がりません。
飼い主の指示が聞こえなくなるほど興奮する刺激がわかっているなら、まずはそれらに出会っても落ち着いて指示を聞けるように、一つ一つ教えやすい環境や方法を選んで、トレーニングすることが必要です。
それは“呼び戻し”とはまた別のトレーニングです。

日常生活は、トレーニングを実践で行っているのだと考えることができますよね。
でも、いろいろな事態に対応する際の目的は、「オイデ”に従わせること」ではないですよね?
私は「犬と自分と周囲が快適でいられること」が目的だと思っています。
だから、特定の指示(コマンド)に従うかどうかにこだわってはいけないと思います。
つまり、日常生活では、その時犬ができること(できそうこと)、自分ができることの引き出しから、その場をお互いにとって快適にするために必要なモノを選び取る能力が必要なんですよね。
できないこと(できそうにないこと)を選び取ったら、その場を快適にできないばかりか、逆に不快にしかねません。
犬にいろいろなコマンドを教える目的とは、「できることの引き出しの中身を増やして、いかなる事態にも対応できるようにすること」です。

だから、「いかなる時も呼び戻しに従う」という目標をあきらめる必要はないです。
それを目指して、さっきも書いたように、レベル合わせて環境を選び、練習を積めば、だんだんとその目標に近づけると思います。
そして、いずれはそれが引き出しの中身になるんです。
「今ならできそう」っていう瞬間が、日常生活で訪れたら、迷わず“オイデ”の指示をしてみてください。

理解しにくかったらすみません。
要は、何のために呼び戻しをするのか、その目的を忘れずに・・・と言いたかったのです。
目的さえ達成されれば、他の方法でも良いのではないでしょうか。
まだ一緒に暮らして1年です。
これからもっと関係を深めて、ワンライフを楽しんでください。
応援しています!

Re: 呼び戻し(おいで)を確実にするには?

ケイ さん 2009/01/13(Tue) 20:58:04

こんにちは、丁寧なアドバイス、どうもありがとうございます。
なるほど、トレーニングと日常生活とでは目的が違う…その通りですね。

最近、日常生活で呼び戻しをかけても確信犯的に(こちらの様子を窺って)戻ってこない事があり、「もしや舐められている?!」と焦っていました。
考えてみると、呼び戻しに失敗したときは大抵、まだうちの犬にとっては難易度の高い状況だった気がします。
(人間にとっては何てことないように思えても、犬にとっては一足飛びにレベルを上げられていたのかもしれません。)

犬が興奮しすぎるような刺激についても、まずは落ち着いて飼い主の言うことが聞けるよう、徐々に馴らしていくつもりです。
(ただしこれは飼い主の側の工夫も必要そうですが…。
 いたずらっ子や犬嫌いの人など、実際に悪意を感じる人に対して吠える場合が多く、協力を頼めそうにない相手が多いので…
 適度なトレーニングができる状況を作るのに一苦労です;)

もう1歳半(=人間で言う20歳すぎ)だからと、最近ちょっと肩に力が入りすぎていたのかもしれません。
少し自然体に戻って、トレーニングでは少しずつできるレベルをあげながら成功経験を積ませて、
日常生活では臨機応変に、一歩一歩地道に犬と一緒に楽しんでいきたいと思います。

アドバイス&応援、どうもありがとうございます!