散歩中、犬や人に吠える噛み付く たま さん 2009/05/18(Mon) 21:09:55
5歳になるオスのマルチーズを飼っています。
最近、散歩中についに人様の足に噛み付いて怪我をさせてしまいました。
もちろん、リードはしていたのですが、物陰になっており、人がいるという認識を私ができておらず、犬の方が先に気付き、あっという間に噛み付いてしまいました。
以前から、散歩中に人や犬が遠くに見えただけでグイグイ引っ張るように走り出し、吠えて威嚇する行動があり、その度に叱るのですが、効果はなく・・・。
どこへ行くにも、吠える、噛み付きにいこうとするので人がいる場所へは連れて行くことができません。
外では問題児なのですが、家の中ではとってもいい子なんです。
無駄吠えもしないし、1歳になる息子が酷い事をしてもグっと我慢してくれてます。
もちろん、家に来るお客さんにも噛み付いたことや吠えた事もありません。
家の中と外でこうも豹変してしまうのは、臆病な性格などが原因なのでしょうか?
しつける方法などアドバイスいただければ幸いです。
Re: 散歩中、犬や人に吠える噛み付く 恵子 さん 2009/05/22(Fri) 19:34:28
「たま」さん、初めまして。
【1】ご自宅に他所のワンコが来た時、愛犬の反応はどうでしょうか。
愛犬が庭や窓際、道路が見える場所いて、自分の縄張りの真っ前を通る知らない・好きな訳でもない他犬が通る時の反応はどうでしょうか。
【2】お話になった行動の原因は、縄張り意識です。
明らかに、『遊ぼう!こっちおいで!おい!』という気持ちでもなく、『臆病だから』でもないです。
■ 逃げながら/引き下がりながら/隠れながら/
■ 体震えたりオシッコ漏らしたりしながら 吠える又は唸る
⇒ 臆病
■ 突進しながら/窓のガラスや門扉の柵に顔を押し込みながら 噛みつこうとする
⇒ 攻撃的
■ 突然触られて噛みつく
⇒ 『臆病だから』はあり得る
■ 自分から近付いて噛みつく
⇒ 攻撃的だから
くれぐれも混合させないように
【3】我が国の文化では、犬や人間の問題行動をキレイゴトで言い換える傾向があります。これは相手の気持ちを考えての優しさからくる大変素晴らしい発想です。
しかし『優しさ』/『礼儀』/『建前』は決して額面通りの意味を持っているのではありません。つまり、『まあ、元気なお子様ですね』と他人様が仰ってくる場合は、『おたくのお子様は元気のある子でいいですね』の意味ではなく、『落ち着かない子供ですね』と他人様が優しく指摘して下さっているのです。
『臆病』と『攻撃性』は、本来正反対の意味を持ちますが、近年 前者のことを後者で表現する傾向があります。くれぐれも額面通りに捉えないように。
【解決策】
飼い主の命令は、理由をもって『コマンド』と呼んでいます。その理由は、『提案/サジェスチョン』でも『お願い』でもないからです。
その群(=家族)の中で『いけない』と決めた行動をした時、又はご近所や出先の他人他犬の迷惑になるような行動をした時、即辞めさせるべきですが、
> 犬に対して言って
> 飼い主の言うことを聞いて*く*れ*る*
> のを*願*う*
のではなく、従わせるのです。
つまり、『シーっ。吠えない。』と一回目で言っても吠え続ける場合は、二度目『シっ!静かに!』と強く言うのです。それでも吠え続ける場合は、飼い主がしゃがんで愛犬の顔をこっちに向けさせて目を見て更に強く言うのです。それでも犬が飼い主を完全に無視し続けたら、愛犬の口を手で押さえてでも制止をし続けて、静かになる迄離さないでおくのです。
犬という生き物には善悪が判断がありません。あくまでも、その群の中で飼い主や他のメンバー達から何が許され何をやっても免れるかの問題です。『ポチ、いけないわね』という音が飼い主の口から聞こえても、それを完全に無視しても嫌な結果が生まれなければ、犬から『どうでもいい』音として理解され、犬に対して『無視しても構わない』現象として教えているのです。
一貫性をもって根気よく教え続ければ、犬という生き物は必ず理解しますのです、諦めずに躾訓練に頑張って下さい。
Re: 散歩中、犬や人に吠える噛み付く hira さん 2009/05/19(Tue) 13:19:23
(ご指摘があったので一部修正しました)
たまさん、はじめまして。
まず、ワンちゃんは去勢手術はされていますか。もしまだであれば、年齢が5才ということもありますし、繁殖をされているわけでもなければ、近い将来の病気の予防も含めてかかりつけの獣医さんとご相談されてみてはいかがでしょうか。
恵子さんとは少し違う考えなのですが、私は、臆病だったり怖がりな犬が吠えたり噛んだりしやすい傾向にはあると思います。ほとんどの犬が生まれつき吠えまくったり噛み付いたりする訳ではなく、怖いから近付きたくない、こっちへ来て欲しくない、というサインを送っているにもかかわらず相手がそれを無視し続けた場合の最終手段として噛み付く行為を選択せざるを得ないことがあるからです。
ただ、たまさんのワンちゃんの場合、お家へおみえになるお客様に対しては全く問題ないということですから、人が怖いというわけでもなさそうだなと感じました。もし、お家へお見えになったことがある方やお友達の方…つまり、たまさんもワンちゃんもよく知っている方と外で会った場合はいかがでしょう?特に書かれていなかったということは、全く関係なく室内か外か、の違いなのでしょうか…
それから、人や犬が近付いたらそっちへ行かないようにリードを引っ張るのをよく見かけますが、このときの犬には首輪や胴輪によって体が締め付けられてかなりの負担がかかっています。犬や人が来る度にこのような経験を繰り返せば、最初はただ挨拶に行きたくてウズウズしていただけだったかもしれないのに、【人や犬が来る=体が締め付けられるイヤな前触れ】と判断して、それを追い払おうとして吠えたり噛んだりするようになったりもします。
ところで、お家の中ではたまさんの指示をちゃんと聴くワンちゃんですか?
悪さをしないことも大切ですが、いろいろな困った行動を改善するには、飼い主の指示を聴こうという気持ちを犬が持っていなければなりません。そして、その気持ちを家の中でも外でも発揮してもらう必要があります。
まずは呼ばれたらたまさんを振り返るように練習してみてはいかがでしょうか。恵子さんの方法とは全く違うのですが、こういう方法もあると思ってくださいね。
呼ばれて振り返るのは、家の中はもちろん、お散歩中も「いつでもどこでも」です。私は【おやつをご褒美として練習する派】なので、名前を呼んでたまさんの方をチラッ見たらご褒美(マルチーズなら小指の爪半分くらいでOK)をあげます。何か気になるものを見つけてもそちらへ行かずに、自分を呼んだ人の方を見ること、そして、「なになに〜?!」とおやつをもらいに戻ってきてくれればまずはオッケーかなと思います。
人や犬を見つけても同じことができるようになるにはかなりの時間がかかると思いますが、これも根気よく続ければ必ず変わります。
がんばってくださいね。