昨年の9月に8歳になる繁殖引退犬（ポメラニアン）を施設の方よりお譲りいただきました。当初車でお迎えにいきテント式の車用キャリーに入れて連れて帰ってきました。車用キャリーが気に入ったようで現在でもそのキャリーを部屋に置いて使用しております。　ただ、すぐにそのキャリーに入ってしまいなかなか出てきてくれません。

犬自体は少しづつではありますが慣れてきてくれてますが、出てきてもすぐにキャリーの中に入ってしまいます。　もともと先住犬1匹、猫2匹がおり、人がいないとキャリーからでて先住犬や猫とじゃれているようです。ただ、寝るときはキャリーに入り込み猫や先住犬たちとは一緒に寝ません。　そろそろそのキャリーを片付けてキャリーの外に出てほしいと思ってます。

落ち着いているキャリーを片付けるのはかわいそうなのでしょうか？すぐに逃げ込めるキャリーを出しているといつまでも慣れないような気がしてます。

やっと手からおやつを食べてくれるようになりどんどんかわいくなってきてます。保護犬は初めてでいろいろ難しくどのように対応すればいいか悩んでます。

　今まですごくつらい思いをした犬だとお聞きしてます。残りの犬生を気楽に楽しく過ごさせていきたいと思ってます。

まずは、保護して頂いてありがとうございます。

クレート（キャリー）は置いておいてください。
犬の習性を考えてもクレートを好むのは自然の事ですし、逃げる場所があるというのは保護犬にとってはかなり大事な事です。
自分の同級生が数年前までMIX犬のブリーダーをしていましたが飼育環境はかなり劣悪でした。
管理をしているパートさんも雇っていましたが、エサや糞尿処理だけで私たちが知っている飼い犬とは全然違う環境で育てられることが多いみたいで人間が愛情を示す存在などとは思ってもいないようでした。
繁殖犬に限らず、子犬たちも写真撮影や出荷前にはキレイにされているようでしたが「売れない子をあげるよ」と言われて見にった時は、どの子も毛や爪は伸び放題、糞尿は体について異臭を放っていました。

また犬は体感時間は人間の4倍といいますから人間だと32歳くらいまで愛情を知らずに育ったようなものです。
多少慣れてもまだまだ未知なる場所､存在です。

クレートを片づけたいのも外に出てほしいのもマロさんの希望ですよね？
人がいなければ出てきているという事はまだまだマロさんには慣れてはいないという事だと思います。
ただ、やはり犬は賢いですし、愛情を示せば愛情で返してくれる生き物です。
残りの犬生を幸せに…というのならマロさんのペースではなくワンちゃんのペースで考えてあげて下さい。
他の子たちと一緒に寝かせたい理由に何か特別な考えはありますか？

先住犬や猫ちゃんたちと仲良くできているなら、その子たちからマロさんが怖い存在ではない事を少しずつ教えてもらえると思います。

私は完全野犬(子犬の時からの野犬で人慣れを全くしていない）を保護していますが、野犬の子って吠えたり鳴いたりしないんです。人間などに居場所を見つけられないようにそうなっているそうです。
我が家に来た時も全く吠えたり鳴いたりしていなかったですが、慣れてくると人の気配がなくなると小さくクンクン鳴いたり、エサの時間になるとクレートから出たりしてくるようになりました。(前までは人間の前では食べる姿は絶対に見せなかった）
同じく人間がいる時はクレートで寝ていましたが、夜は私が寝室の戸を開けて寝ていると夜中にベッド脇に寝るようになりました。(私は寝たふりのままです。朝方私が起き上がる前にはまたクレートに戻る)

それでもまだまだ人慣れはしていないですが、本当に日々変化が見えて愛おしいです。

マロさんもどうかその子の考えを尊重してあげて下さい。私も初めて保護犬を預かった時は私の考えを押し付けてしまい、その行動によってそれまでの信頼関係を0に近い程までに下げてしまった事があります。

悩むことも多いと思いますが、ワンちゃんもそれ以上に頑張っていると思いますよ。

お返事ありがとうございます。

やはり現状のままがよさそうですね。
当初連れて帰ってきた時よりも表に出る時間が長くなってきてたのでもう大丈夫かなと思ってたのですが、やはり不安が先に来てしまい質問させていただきました。

野犬の子が吠えたりしないということをお聞きしてびっくりしたのですが、うちに来た子も最初は全く鳴きませんでした。　最近少しワンと鳴くようにはなりましたがまだまだ静かな子です。　名前を呼ぶと尻尾を振りながらその場でくるくる回りますが近くへは来てくれません。どうも手を頭の上に持ってこられるのが怖いようで極力手は下から伸ばすようにしてます。

保護犬は初めてで戸惑いやわからないことがたくさんあり経験者様にお聞きするのが一番だと思い質問させていただきましたが大変勉強になり助かりました。

もっともっと長い目でゆっくりと慣れて行ってくれるよう努力します。
ありがとうございました。