目が見えない犬、盲目の犬の育て方

過去の質問に、盲目の子犬が捨てられており、飼うべきかどうかお悩みの方がおられました。
飼うべきかどうかの議論もあると思いますがそれはともかく、もし万が一自分の犬が盲目になってしまったら、ということを考えると決して他人事ではありません。
もしそのような方がおられましたら、そのような犬を飼育する際の注意事項やご苦労など、教えていただけますと助かります。

私が思うに、子犬の場合最も苦労すると思われるのは室内飼いの場合のトイレのしつけです。
まだトイレを覚えていないような犬の場合、どのようにすれば覚えてられるものでしょうか？
その他色々あるかと思いますが、何卒宜しくお願いいたします。

RE:目が見えない犬、盲目の犬の育て方

私自身は盲目の犬は飼っていませんが、隣に住む義姉が飼っています。
3歳のMダックスオスです。私の見る限り盲目だからといって義姉は特にはなにもしていませんよ。
ワンコも家にいる限り特に困ったことはないみたいです。

とは言っても盲目である以上、色々制限されることはあります。まず散歩に行きません。
1歳未満の頃には行ってましたから、行きたがらなくなった頃から徐々に視力を失っていったんだと思います。
我が家で預かることも結構あるんですが、とにかく物にぶつかります。見ていてかわいそうです。
自分の家（義姉宅）ではほとんどぶつかりませんから、お客様は言わなければその子が盲目なんてわかりません。

それから警戒心が強いです。
多分目の見える子は来客時吠えても、視覚、聴覚、臭覚で誰であるのか認識して吠えるのをやめるか、吠え続けるのかを決めるのでしょうが、その子はなかなか認識できないみたいでずっと吠え続けることが多いです。

ご心配のトイレの件ですが、その子は全然OKですよ。
トイレは臭覚の果たす役割のほうが大きいのではないでしょうか？
時々義姉が家の前の電信柱に連れて行くとそこで用を足します（マナー違反ですが...）。でもほとんどは家の中で、義姉が「おしっこしなさい」と言うとその場でしてますね。
ウンのときは自分でトイレに言っています。
室内ではマーキングもしないお利巧さんです。

これは徐々に視力を失った例ですので、先天性、または事故や病気で突然視力を失ったケースはまた別の話になると思います。
犬は目が見えなくても人間ほどの悲壮感はないといいますが、突然視力を失った場合は犬もパニックになったり、ひどく臆病になったりするケースがあるそうです。
別の方の話も聞けるといいですね。

犬は目が見えなくても困らないみたいな論調になりましたが、やはり見えない犬は不幸です。
不幸な犬が増えないことを願います。

RE:目が見えない犬、盲目の犬の育て方

予め不測の事態をお考えになるとは、愛犬にとって素晴らしい飼い主様ですね。
子犬の場合は既に回答されています。トイレについては嗅覚で覚える部分が大きいのも同感です。

盲目に必ずなるわけではありませんが、老犬になるとその遺伝体質や食事管理の不適合？などから盲目になる犬も少なくありません。
飼い主が気付かない時期とか、散歩が苦手になった時期に運動不足とかで、神経症になり、同じ場所をクルクルと回る運動を始めることがあります。
一種のノイローゼですか。

その様なわけで、盲目になってもリードを短めにして、自動車など来ない場所を選び、ゆっくりと散歩させて下さい。
声には反応するし、臭いは大丈夫だし、知らない第三者には「大人しいですね」と挨拶される程なのです。
いとけんさんの当面の目的からずれた回答になりましたが、何かの御参考にされると幸いです。