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犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) ダックス〜ん さん

犬も人間と同じように、同性であれ異性であれ、かっこいい犬や可愛い犬や美人の犬のほうが
好きなんでしょうか?
野犬のチームでも容姿が不自由な犬はもてないのでしょうか?
動物はオスのほうが毛並みや容姿が美しいのは
メスにアピールするためと聞いたことがありますが
犬の世界にも容姿で、この犬は好きと判断するケースがあるのかどうか、最近気になっています。

それと、若オスは人間の若い女性を好む、若メスは若い男性を好むとも聞きますが、それはなぜなんでしょうか?

誰か教えてください。

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) ジャck さん

こんにちは、ダックス〜んさん。

あまり深い知識は持ってないのでキチンと答えられるか自信はありませんが、
僕もそんなことを疑問に思うことは結構ありますので考えながらこたえてみますね。
その野犬、いわゆる野良犬でなく自然界で生きている犬達では、その種の物差しが
あるだろうと思います。強いとか生命力とか言ったものですね。
また、よく鳥とかで例えられる「美しさ」は、必ずしも人間から見る美しさではなく、
あれは便宜上の表現だと思います。

動物モノのTV番組では、よく「母ライオンの愛情」とか表現しますが、僕ら素人から
見ると「そう見える」、「そう解釈できる」という事で、実際にその母ライオンの愛が
存在しているとは考えられていないようです。<まあ、行動規範は本能ですから。
鳥の羽やダンスなどの美的感覚も本能ですので、客観的な「美」が存在するわけでは
ないでしょうし、必ずしも繁殖の選択肢がメスにあるとも限りません。
また、その時に発生する群れの順位も、競い合いで決まったり、時間で変動したり
中には生まれた瞬間から決まっているケースもあり、様々なようです。

で、野生の犬に限って言えば、やはり生命力に尽きるのではないかと思えます。
人の表現だと「強い」や「たくましい」、また「狩りが上手い」……等々ですね。
その場合、怪我をしていたり、障害があったりして生命力に不利な条件だとすると
選ばれ難い状況が起こったり、いじめに似たことも発生するかもしれません。
いじめに似たことはある程度の知能というか、そんなものも関係してると思います。

それと飼い犬の場合ですが、飼い犬は飼い主のことを自分の性の対象と認知すると
聞いた事があります。藤井先生の本だったと思うんですけどね……自信なしです。
犬がオスだと飼い主が男性でも女性でも「メス」と認識するのか、「オス以外の性」と
認識するのかは覚えていませんが、とにかく自分とは違うと認識するようです。
で、その若い男性や女性を好むという話は聞いた事がないので見当もつきません。
うちの雄犬の若い頃は土方系のおっちゃんがタイプのようでした。w

RE:追加のレスです。 ジャck さん

上記で「母ライオンの愛が存在しているとは考えられていないようです」と言ったら
「夢がない」とか感じられる方がいらっしゃるとアレですので追加のレスです。(^_^;)
自然界の動物に「愛」がないというのは、「そんなモノなんて必要ない」ってことです。
「愛」がないとやっていけないのは人だけで、その「愛」も現在では「近代の神」の様に
信仰が危うくなってきているようです。

ちなみにヨーロッパから日本へ「愛」の概念が輸入されたのは明治だったかその頃で
(九州の方が詳しいかな?)それまでは「愛」なしでやっていたそうです。
多分、再度、長崎(?)にキリシタンと一緒にやってきたんだったと思うんですが…。

話が逸れましたが、「愛のある・なし」で種の優劣はないと思っていますし、優劣が
あるとすれば、その逆も言えると思っています。

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) かるび さん

専門的な事は分からないけど
確かに、うちのメスは人間の男性に
よくスリスリしますね〜主人の股間や足に
全身でスリスリしてます(毎晩)
逆にうちのオスは、私の方が好きみたいですね。

美貌を判断できてるのかは不明ですが
「うちの子、綺麗なお姉さんだとこうなっちゃ
うのよ〜」と明らかにお世辞かもしれないけど、よく
言われます。確かにすごい勢いで懐いてくる
オスは多いですね。

人間も動物だから、何か私達には分からない
(犬とかは分かる)匂いとか出してるのかも
しれませんね。

犬同士での容姿の判断ってしてるのかな〜??
うちのは(特にオス)相手がオスだろうとメス
だろうと、容姿がどうあれ「よく遊んでくれる」
子を好んでますね。(大きさが同じだと尚更)
あ、でも、前にえらい美人なゴールデンがいて
その子には執拗に迫ってた気がします、、
相手は全然遊んでくれる気配がなかったのに、、
もしかして、、、あるのかもしれませんね^^
それか大人の色気を感じたとか(笑)
うちのはガキなんで。

全然答えになってないですね。詳しい方からの
書き込みが楽しみですね^^

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) Stoner さん

肛門線からの匂いで、お互いの情報が伝わるそうです。
お尻くんくんの挨拶で、お互いの性別・きげんの良し悪し
まで解るとの話も・・。

”好きなタイプ=好みの匂いを持つ”となるのでしょうか!?

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) リネア さん

ダックスーん さんこんにちは。
考えていると楽しくなっちゃうご質問ですね。。

メスは力のあるオスがきっと好きなんだろうと思います。
群れのリーダータイプ(健康で若くて体力があり、賢く、リーダーシップファとれる、群れを守れる、信頼できる)がもてるのではないでしょうか?

メスは生命力があって健康で多産系で若い。
そういう要素があると男女共に
外見は毛つやがよく身が引き締まり目が輝いて美しいですよね。
そういった美しさはもてる要素のような気がします。

人間から見たかわいさ、たとえばマズルが詰まっていて
目がくりくりでティーカップサイズ、とかいう要素は
犬界では、ん?何、こいつ不細工・・と思われているような気も・・・。

血統種付き猫は他の種類を好きになる? ジャck さん

犬ではないですけど今CMで、今夜のトリビアは、
「血統種付き猫は他の種類を好きになる?」だそうです。
関西と曜日が違ったらごめんなさい。

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) ボンの介 さん

こんばんは。

生物系の友人の話で知ったのですが、好きになると言うことも遺伝子によって決まっている?と言うことがわかってきたそうです。
何でも遺伝子の中にいくつかの型があって、それが同じ組み合わせにならない方が魅かれるらしいのです。
いくつかは忘れましたが、○ × ▲ □ ● ▽…が自分だとすると、a)○ × ▲ □ ● ▽…と言う人には魅力を感じず、b)● ▽ ■ × × ○…のように1つ目から6つ目までが全て違う組み合わせの人に魅かれていくそうです。

そうなる理由としては、自分にない遺伝子を取り入れることで子孫が強くなると考えられるためだそうです。
また、例外として何かしらの病気になるであろう遺伝子というのは嫌われる傾向があるかもしれないそうです(データ的には遺伝子レベルでの断定は難しいらしい)
上記で言うと、自分とb)の子どもの型は○● ×▽ ▲■ □× ●× ▽○となって、○○のように同じ組み合わせがないために好まれやすいとのことです。
もちろん、6つではなくもっと数があるので全て違うというよりは違う組み合わせが多い方がより好まれると言う感じにはなると思います。

それで、これを身近に感じられるものと言うのが“臭い(体臭)”だそうで、魅力的だと感じる人の臭いを好ましいと感じる確率はかなり高く、上記の組み合わせを調べてみても納得のいく結果がでるとのことです。

本能の部分が人よりも圧倒的に多い哺乳類なわけですから、相手を選ぶときにはこのような反応が顕著に現れるかもしれないと僕は思いました。
臭覚も何千何万倍ですしね。

的外れかもしれませんが、参考までに…。

RE:横レスです。f(^^;) ジャck さん

ボンの介さんが言われた「遺伝子によって決まって行く」というは、遺伝子が直接的・間接的を問わず、
その種(生命体)の本能や(時には)選択を決定する場合にも関与していると言う考え方だと思うんですが、
そうすると方向はその種族のスーパーな種族(完成型)の方向へ進むか、もしくは未来でのいかなる場合
(環境の変化)にも対応できる(必ず生き残りが存在する)方向へ進むか、大ざっぱには二つに分ける事が
出来ると思うんですね。<前者が超種族なら、後者は雑種ですね。(^^;;
まあ、どちらにせよ、生命力(←言い方が変かも)が強くなる方向へ行くと考えられています。
※時間が進むと結果的には「進化」する事になっていますので……。f(^^;)
たぶん、90年代の利己的遺伝子(ドーキンス)の頃に話題になった考え方なんだろうとは思いますが……。

その遺伝子からのサインが犬の場合、臭いにあるというのも大いに考えられると思いますね。
最近では人間の癌を臭いで感知する犬も現れたそうですからね。
ただ最近、僕は人間と比べて数万倍だというのはあまり意味がないようにも思いはじめているんです。
大抵は鼻の構造の違いや細胞などの面積の比率であったり、特定の臭いに対して(限って)は……等々の
条件が必要だったりするので。それでも人間よりは感知できるのは疑っていません。

で、もう一つの疑問はここからで、どのようにして先に出会った犬(個体)とその後に出会った犬(個体)を
比較するのか?それはどの程度まで記憶し、後に選択できる機能(システム)が本能にあるのか……。
これを考えると雑種の方向が効率的な気もします。

また、僕らが飼っている多くの純血種は、言ってしまえば人工的な種族で自然界の動物達と同じように
考えられるのかどうかも僕にはよくわかりません。<少し違うかもしれないと思い始めてます。
この純血種たちを一斉に野に放ち、生き延びるとすれば、やはり雑種になるんだろうと思うぐらいです。

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) ロダン3世 さん

楽しいご質問ですね。
私も昔、同じ疑問を覚えて調べた結果、参考書がありました。(最後にのべます)

どなたかも、犬の嗅覚の凄さに触れていますね。見た目よりも臭いで判断しているらしいです。

相手の犬そのものから好みの臭いを発生している1次的な判断。
もう1つは飼主が他所の犬を見て、美しい、好きだと感じた時に我々には気付かない「好ましいホルモン」を発生しているらしい。それを犬が嗅ぎ取っている。
反対に飼主が醜い、嫌いだと感じる時も同様に、犬は飼主の臭いを嗅ぎ取っていると言う2次的な判断。

犬などの動物と触れ合うと「心が和む」事実が、病人やお年寄りの体調を良くする事実から、ドッグセラピーなどが広く認められていますね。原理は不明のまま応用が先行した例の一つでしょう。

脱線ついでに、家族内の不和(内緒の浮気)でも、行きずり程度ではなく、心が完全に別の人に向かった場合、犬は黙って嗅ぎ取ります。(経験です(恥))

参考文献:
沼田陽一「ドッグおもしろ博物学」PHP研究所発行
バーバラ・ウッドハウス「ダメな犬はいない」講談社
など。

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) ジャck さん

最近は、犬のマーキングは一種の掲示(回覧)板だよねって改めました。
前までは「メール交換」と洒落ようとしてましたが、やはり固定式なので。f(^^;)
相手が今日何を食ったとか、健康状態はどうかとか、繁殖できる状態かとか、
その臭いには想像以上に多くの情報があるようですね。
舐めてみるのはより詳しく探ろうとする仕草だとか聞いた事もあります。

それにロダン三世さんがおっしゃるように飼い犬の場合は、飼い主の自然な
振る舞いまでが影響しそうですよね。
同じ散歩でもリードの持ち手が変わると犬も違った顔を見せるようですし。
(以前、かなり反省させられました)

RE:ジャckさんへ ロダン3世 さん

>犬のマーキングは一種の掲示(回覧)板だよね、も宜しいですが、
>「メール交換」ーーーも一理ありますよ。

メールだって多くのメル友の中には一切返事を呉れない一方通信の場合も多いですし。
自治会の回覧板にもReを要求しないのに、意見を書込む人も時々はいらっしゃします。

犬の場合、同じ場所で毎日、電柱の高さを変えながら情報を貰ったり、返事を出したり、又貰ったりとやっていますよね。だから「メール交換」もありです。
あっ、脱線だ。

脱線ついでに、この話題を訓練、トレーニングに結び付けましょうよ。ジャck さんが書かれた「リードの持ち手が変わるとーーー」を使います。
他人に慣れてない犬1頭を、飼主がスターターになり、黙って未知の人にバトンタッチする遊び。1人当たり5m位ずつ、5人から10人位でたらい回しします。顔も見せない、声も掛けない。不思議ですが、このなまくらな方法で、犬は人を恐れないようになります。恐らく犬の一番得意な「臭い」の情報で学んでいるらしい。
これとて本当のことは不明です。躾・訓練の結果オーライですね。

本題:美醜の判断は、自然にしておけば、やはり繁殖の相手にふさわしい犬を自分で選ぶと思う。犬には人間の言葉が無いのだから、美醜の価値観は人間専用でしょうけどね。
メスは好ましく思うオスの側にいれば、発情期には交合できると考えるのかどうかは不明だけど、好ましいオスと行動を共にすることは、苦痛にはならないだろうと思うね。
話題を戻せたかな。失礼しました。

RE:犬に美醜の判断能力はあるのか(犬、人間に対して) タケ さん

こんにちは〜、面白そうな話題なので参加させてください。
人間の感性での「かっこいい可愛い」と犬の感性での「かっこいい可愛い」は
必ずしも一致しないと思いますが、いわゆる「もてる犬」ってのはいるみたいですねー。

私は鳥の繁殖をしていますが、鳥の場合の「もてる」要素は
そのまんまイコール「口説き上手」「アピール上手」です。
つまり繁殖力の旺盛さが一番の決め手、ということです。(ミモフタもない話)
野生の鳥の場合によく見られるオスの美しさ、鳴きの上手さは、
そのオスのテリトリーの大きさ豊かさを示していることになります。
毛並みの良さが栄養状態に左右されるのは犬も鳥も同じですが、
鳥の鳴きの上手さも同じく栄養状態の良し悪しに関係しているのだとか。

うちのワンコは若雄ですが、女子中高生が大好きですよ。
これは我が家に中高生の娘がふたりいるせいもありますが、
彼女たちからの「カワイイ〜」という黄色い歓声をあびせられるのを期待しているフシもあります。