犬の「ペコ」とは、何ですか?
たまにショップなどで、「ペコ」とか「ペコあり」って備考欄に書いてあるのですが、ペコいったいなんなんですか?教えてください!
犬のペコとは
かーる さん
「ペコ」はチワワをはじめ、小型犬に多いです。
「ペコ」とは、犬の頭のてっぺんにある、頭蓋骨が未完全、もしくは不完全でくっついていない部分のことです。
泉門(せんもん)、モレラとも言います。
この部分は軟骨しかないため、触ると柔らかいです。
多くの場合、子犬のうちは隙間が開いていても、成長すると「ペコ」は閉じていきます。
もし、完全に閉じなくとも、小さな穴であれば健康に問題はありません。
しかし、大きく開いていると、虚弱体質、ストレスに弱い、水頭症などの原因や、頭部の打撲が致命傷になるので注意が必要です。
チワワは犬種の中で唯一、ペコがあってもショーの出陳へ問題ありません。
よって両親にペコがあるとわかっていても、繁殖させているブリーダーがいるかもしれません。
ペコ(モレラ、泉門開口)は、柔らかいくぼみ
チワワのノン さん
ペコ(モレラ、泉門開口)は、犬の頭蓋骨にある柔らかい部分「くぼみ」を指します。
幼犬期の成長過程で、頭蓋骨の骨が完全に癒合せず、頭頂部分にわずかな隙間がある状態です。
多くの犬が成長し成犬になると、わずかな隙間が閉じてなくなります。
ペコの開きで問題を引き起こしませんが、外傷や打撲などの怪我により頭蓋骨が完全に固着できない後天的な症例もあります。
ペコがあっても多くの場合、心配する必要はない。が、1歳近くになっても、ペコがあるなら、獣医師へ相談するのがお薦めです。
ペコは、軽くて触れると柔らかく、あきらかに周りと違いがあります。
興味本位で何度も触る方がいますが、傷つきやすく危険な部位なので触らずそっとしときます。 ペコがある子犬、飼うリスクと注意点は?
泉門開口の原因、先天的要因
- 水頭症
- 脳の腫れまたは感染症
- 脳脊髄液...他
ペコは、一般的にトイ犬(小型犬)、鼻ペチャ犬(短頭種)に注意が必要です。
ペコに注意が必要な犬種
- チワワ
- トイプードル
- ポメラニアン
- シーズー
- ミニチュアダックスフント
- ボストンテリア
- パグ
- ペキニーズ ...他