犬を買うとき、ブリーダーさんに何を聞けばいいですか?
質問しておくべきこと、質問リストなどありますか?
【状況と今の対処】
今秋、トイプードルを飼い始める予定です。
ブリーダー、ペットショップ、どこで犬を入手するか、まだ決めていません。
ブリーダーから犬を購入する場合、どう質問したらいいか悩んでいます。
質問ばかりだと、嫌われないか心配もあります。が、
遺伝性疾患、性格、病歴、育て方、こんな質問、こんな約束、契約、確認はした方がいい!とかありますか?
犬のブリーダーに聞く質問リスト
ブリーダーから買った人 さん犬を想うブリーダーさんは、真剣に飼う方へ、犬を譲渡したいと考えます。
よって、多くの方は犬の質問を大歓迎です。が、子犬の世話、母犬のケアなど多忙で、いきなり大量の質問メールを送付しても返信がない(遅れる)可能性が高いです。
【質問する前の注意】
- ブリーダーへ質問する前、犬の譲渡サイトやホームページに書かれている注意書き、契約内容を熟読しましょう。
- 最初のメールは、2〜3問の質問にしぼる。複数ある場合、電話で対処する。また、何度かメールのやりとりをしながら聞きます。
ブリーダーさんの多くは、犬が好きな愛犬家です。
客商売に不慣れな方もいます。パソコンやスマホのタイプが苦手で、返信が遅い方もいます。
あれもこれも質問や要求をすると、クレーマーやモンスターカスタマーと勘違いされるので、犬の師匠を見つけるつもりで焦らず対応しましょう。
訪問前の質問リスト・確認事項
- 1犬を取得・購入する総費用は?
- 犬の費用は、生体と消費税だけではありません。
提示された金額に何が含まれているのか、いないのか確認します。
子犬を飼い始め必要な費用は、いくつかあります。犬の飼い方 - 初めての準備チェック・リスト
- 犬の生体代
- ワクチン代(狂犬病)
- ワクチン代(混合ワクチン)
- 健康診断費
- 血統書の取得費用
- マイクロチップの装着費
- アレルギー検査費用
- 寄生虫・フィラリアの投薬
- ペット保険:生体料金に数ヶ月分の保険料が含まれることもあり。指定ペット保険との契約義務はないか。ペット保険の選び方
- 2予防接種、混合ワクチンの有無
-
どのワクチンをいつ接種したか、確認します。
子犬が接種するワクチンは2種類(狂犬病ワクチンと混合ワクチン)あります。
狂犬病ワクチンは、犬に接種が法律で義務です。狂犬病のワクチン注射、接種時期と料金
混合ワクチンは任意です。接種の有無、どのタイプの混合ワクチンを注射したか確認する。 犬の混合ワクチン、種類や何種がいいのか選び方 - 3マイクロチップ装着の義務化
- 令和4(西暦2022)年6月から、子犬の体にマイクロチップ装着が義務になります。
購入した人は、変更登録をする必要があります。装着費用、名義変更の費用をどちらが負担するのか確認します。犬にマイクロチップ装着、料金を教えて - 4遺伝性疾患の有無
- 遺伝子検査の有無。アレルギー性皮膚炎、骨関節疾患(膝蓋骨脱臼)、心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)、水頭症、目(網膜委縮、白内障)糖尿病、てんかん、股関節形成不全。治療には多くの時間と費用が必要。
- 5寄生虫の対策、駆虫の実施日は?
- 寄生虫対策の状況は? 駆虫の種類や実施した日を確認する。
寄生虫は2種類ある。体内にいる内部寄生虫(フィラリア、おなかの虫(回虫、鉤虫、鞭虫))と、被毛や皮膚にいる外部寄生虫(ノミ・ダニ)。 おなかの虫を駆虫するには、生後3ヶ月まで2週間1回、6ヵ月まで月1回、1歳以降は年1回の定期的な投薬が必要です。 - 6生体補償、生体保証
- 犬を購入した後、期間を限定(7日、6か月、1年などなど)し、他の犬(代替犬)を提供する。
条件は獣医師の死亡診断書の提出。なかには、指定病院での診断書、または複数の動物病院獣医師発行の死亡診断書が必要で、飼い主が死体を持って数件の病院を移動する。ハードルが高い条件もあり。 - 7医療補償
- 犬を購入した後、犬の体調不良(風邪、下痢、皮膚炎...)で動物病院へ通院や手術が必要となったとき、金額を補償する制度。 保証額の適用範囲があり(1日数千円から数万円まで上限あり)
- 8子犬のシツケ
- トイレは覚えたか? 犬にトイレのシツケ、教え方
- 9飼育、管理している頭数
- 犬舎には何頭ほど飼育しているのか。
- 10兄弟犬、母犬との暮らし
- (ペットショップの場合)兄弟犬と母犬とどれぐらいの期間、一緒に過ごしたか。
子犬の社会化不足は、他人の犬に吠える、怯える等。他の犬とはどれぐらい接しているか、人には慣れているか? 子犬の社会化、時期や注意点、 - 11母犬の確認(出産年齢、性格)
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母犬の出産適齢期は、2歳〜6歳。生涯で出産できる回数は6回。*1
健康や性格など先天的な要素が母犬に似ます。母犬をよく観察しましょう。 - 12自家繁殖、仲介
- 自家繁殖ですか?それとも他所の犬舎で生まれた犬か?ブリーダーも自分で繁殖せず、仲介業がメインもある。 自家繁殖のブリーダーが遠方にある場合、仲介業者を利用することもあり。
- 13繁殖の実績、ブリーダー業の年数
- 1犬種の専業ブリーダーか、それとも多犬種を扱うのか。
- 14今後の出産予定数
- 今後の予定は?犬舎では、年間何頭ぐらい出産するのか。
- 15第1種動物取扱事業の登録しているか
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犬を販売するには、第1種動物取扱事業者の登録が法律で義務化されています。
犬舎名、代表者名、住所、登録日、有効期間の末日を確認する。
ホームページに掲示しているブリーダーもいれば、メールに「登録証」画像を貼付し返信する方もいます。 登録証の区分が「販売」も確認する。 他の区分「保管、貸出し、訓練、 展示、競りあっせん」では、販売できません。 - 16現物確認・対面説明の義務化
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ブリーダーが犬を譲渡する場合、ブリーダーの事業所にて購入者へ現物確認・対面説明が法律で義務です。
購入予定者は、対面予約が必要です。犬舎までのアクセス方法、犬舎の訪問可能な時間、営業日を確認します。
*1 ・繁殖回数・方法 関係
犬:生涯出産回数は6回まで、かつメスの交配は6歳まで(満7歳未満) ただし、満7歳時点で生涯出産回数が6回未満であることを証明できる場合は、交配は7歳まで。
引用元: 環境省 - 適正な飼養管理の基準の具体化
子犬の生命補償、医療保障があれば、内容と条件をしっかり確認しましょう。
子犬はとつぜん容体が変化します。
ブリーダー側に責任がある病気や怪我の保証、伝染病、先天性の病気なども含まれます。
子犬に何かあった時に、どこの病院で診察を受けるのか、治療内容や医療費を証明するには何が必要か。
補償は、子犬が何ヶ月(何歳)まで、対象期限なのか。
犬の購入後、トラブルになるのが病気補償です。
契約書を保管し、メールのやり取りも消さずに残しておきましょう。 犬の犬舎ブリーダー 全国リスト - dogoo.com
質問ばかりしていると、嫌われて返事がこないのではと不安のことですが、多くのブリーダーさんは「真剣に犬のことを考えている!」とプラスに感じます。
逆に、子犬の質問がない人には「大事なウチの子、可愛がってくれる?大丈夫かな?」と不安になってしまうのでは?
私も犬を購入するまえ、ブリーダーさんへ遠慮せずに質問しました。
ブリーダーさんから対面説明を受ける前に、しっかり質問していたので、子犬確認はスムーズに話が進み、すんなりと我が家にくる子犬が決まりました。 子犬と対面したら、確認・注意すること
結論を言うと、破談になってしまいました…。
何度か質問を繰り返してたら、後から来た人と契約が決まってしまいました…。
当初から、本契約や仮押さえではなく、このようなリスクがあることを理解してたので、当然の結果ですが。
今回は縁がなかったと思い、次にいかします。
皆さん貴重な返信ありがとうございました。