犬の叱り方、いけない・ダメ・ノーの教え方。
叱っても怒っても聞かない犬、怒り方しつけの方法。ベストアンサーを見る

【状況と今の対処】 質問者：ヒマまにあ さん

飼いはじめて1週間、フレンチブルドッグ子犬（3ヶ月 メス）です。
子犬の性格は明るく、やんちゃで甘えん坊です。もってこい、待て、タッチはすぐに覚えました。

しかしイケナイと言ってもききません。ダメを覚えません。
大きな声で「イケナイ！ダメ！ノー！」と叱っても止めない、逆に興奮しじゃれてきます。首を床に押さえつけて『イケナイ、イケナイ、イケナイ』と繰り返し、低い声でいっても飛びつきます。

無視をすると、注意を引くため家を走り回ります。続けて無視すると、トイレ粗相します。 天罰方式で、空き缶を投ると、缶で遊んでしまう始末で・・・。『イケナイ』効果的な叱り方を教えて下さい。

犬を叱る、言葉が通じない相手なので難しいです。
飼い主がカリカリしていると、犬はますます怒っても聞かない、そういうものと認めると楽になります^^

1叱るコマンドの統一

いけない・ダメ・NO！ノー...など、叱りのやり方。先ずは、叱るコマンド（言葉）を統一します。
どれか１つを選択し、ずっと同じコマンドを使います。家族や同居人がいる場合も、同じコマンドにします。
私は、明確な発音・大きな声で言いやすい「ダメ」を使っています。

2叱る気持ち、ジャスチャー（合図）する

「ダメ」と犬に声をかけ、犬の顔前に私の手（手のひら）をかざします。
声だけではなく、ジェスチャーもつけて「ダメ」な気持ちを犬に伝えます。ジェスチャーは「指符」と言われ、犬の躾に有効です。犬のしつけコマンド、ジャスチャーのやり方

いくつか合図を教えると、他のシツケでも使えます。 それでも言うことを聞かないときは、何も言わず部屋から去ります。

3叱ったら、犬の変化を見逃さない

犬に叱った後、ちょっとの変化を見逃さない。
ダメと声をかけた後、犬が停止した・アイコンタクトができた等、少しでも飼主の要求に応えようとしたら、犬をおおげさに褒めます。
「飼主の言うことを聞く」と次に「嬉しいことがある、良いことがある」と、犬に認知させるのが成功のコツです。

4叱るより、興奮を抑える

飼い主が叱るとき、犬の様子はどうですか？
興奮しすぎが原因で、飼い主が叱っても全く聞いていない（聞こえない）犬もいます。

叱る前に、興奮を抑えるシツケをします。興奮した犬、3秒で落ち着かせる方法
子犬は興奮しやすく、成長すると急におとなしくなる犬もいます。

5信頼関係を作る

いけない・ダメ・ノーも大切ですが、できるシツケから教え、先ずは飼主と犬の信頼関係を構築するのが重要です。
「もってこい、待て、タッチ」ができるのは、すごいことです。できるコマンドを何回もして、犬を褒める状況を飼い主が作ります。 犬を何度も褒める。褒めて褒めて信頼関係をつくります。

シツケや訓練を犬が習得するのに、得意不得意があります。
服従訓練やアイコンタクトなど訓練を続けると、出来なかったシツケが簡単にできることもあります。
犬の服従訓練、効果的なやり方やコツ。

6天罰方式

隠れて空き缶を鳴らす、犬が驚く大きな音を出す等の天罰方式も安易にやると、効果が薄れます。
また、飼い主が裏で実行しているのを、犬に気づかれてマイナスさえあります。天罰方式もやり方とコツがあります。天罰方式のやり方と注意点

叱ったり怒る前に、犬に教える大切なシツケはいろいろあります。
「いろいろ試す→そして褒める」犬と一緒に試行錯誤している時が、犬と信頼を築く大切な時間です。

初心者はあせらずゆっくりで良いです。
シツケ本や著名な訓練士が書いたブログには、どれも簡単にできるよう書いてありますが、惑わされないように（^^)
過度に怒ると、ビビリな性格になり、のちのち苦労します。犬が怖がり、ビビリを克服し治す対策

怒ってもきかない子犬、ダメなことを教える方法です。
我が家は無視で対応しました。犬の無視、やり方は？時間はどれぐらい？

遊びに夢中になる子犬、興奮しやすくて、飼い主の言うこと（叱り・怒り）は聞きません。
「ダメ」と一言だけ残し、子犬に目線を合わさずその場から離れます。子犬に『あれ？』と思わせる。
最初は、子犬に何の変化もないのが普通、折れずに続けます。

怒り方のコツは、飼主さん神経質にならない。子犬に教えてあげるイメージで対処します。
個体差ありますが、3ヶ月の子犬に「ダメ」を教えるのは早すぎ、難しいです。家の犬は7ヶ月過ぎて、ようやく人の言葉（コマンド）を理解し、落ち着いてきました。

3ヶ月の子犬は、まだ赤ちゃんです（*＾＾*）
飼主の言葉も、ニュアンスでしかわからないです。今いろんな事を吸収している時期、いろいろ同じ目線で教えると良いですよ。バブバブ〜って言っている時期です（*＾＾*）

イケナイで止めない・きいていない理由は、子犬は「イケナイ」の意味をまだ理解していないでしょう。その他のコマンド（もってこい、待て...etc）も、自分に何を要求されているか、実はよく分かってないです。
子犬が「持って来い」をやるのは、一生懸命に飼主さんの要求を手探りで探してやっているので、すごく健気で頭の良い犬です！

もう少し根気よく子犬に付き合い、多少のイタズラは多めにみてイケナイやダメをゆっくり教えてください。
その子はあなたの事が大好きで、あなたが喜んでくれる事が嬉しいと感じているのだから、できる日がぜったい来ます。

ときに犬の名前を呼んで、"ダメ"と叱る飼主さんがいます。
子犬の名前を呼んで叱ることは止めましょう。続くと、呼ばれた時に飼主の近く来なくなります。

犬にダメ・イケナイを教える、２つの対処方法です。

1「ダメ！」と叱る

私が犬の近く行って、「ダメ！」と叱ります。

2犬の名前を呼ぶ + ジェスチャー + 褒める

犬の名前を呼び、人差し指を口に当てて「シッ〜！」とジェスチャーし、犬に「お座り」コマンドをします。
これで吠え止めたら、褒め褒め作戦とご褒美のオヤツ。『名前を呼ばれ、飼い主の近くに行ったら良いことがある』と、犬が関連づけるようにします。

犬の名前を呼んで叱ってたら、犬が自分の名前嫌いになっちゃいます。

子犬を「叱る」以前に、叱る状況を作らない配慮が必要です。
届く位置に噛まれて困る物を置かないイタズラ防止策、ダメな状況を作らないのは大原則です。

極力「叱る」回数を少なくなるよう、飼い主が配慮します。
子犬は「１叱って９褒める」が原則です。幼少期に叱ってばかりだと、卑屈な性格になってしまいます。

子犬を叱るタイミングは、ダメなことをやる時ではなく、やろうとした時！です。
犬が対象物を気にした瞬間！素早く鋭く「ダメ！」と声を発する。犬が驚いて止まった瞬間、犬を呼び戻し、褒めます。呼び戻し（来い）ができない犬の簡単しつけ方

飼い主から、たくさん褒められた経験がある犬は、危険と感じたことを自ら制止します。
何度かやると、犬はイタズラ（興味）対象を見つけると、実行する前にピっと止まって飼主の顔を見ます。そして、飼い主にお伺いするようになります。
その時に、いつでもちゃんと褒めれば大丈夫です。

まだまだ３ヶ月の子犬です。
飼主が言葉を発する、飼主が反応する、それ自体が嬉しくて仕方ない時期です。
飼い主が怒っても、子犬は分かりません。遊んでくれてる！と勘違いします。「イケナイという遊びだな」と誤認します。

犬を怖がらせる怒り方はダメ、止めてくださいね。
いけない事を教えるのは甘噛み、飛びつき、いたずら、それぞれの対処法があります。子犬の甘噛み、止めさせるシツケのコツ
犬に合ったやり方シツケ方があります。今は、飼い主と犬の信頼関係作りを大切に。犬と信頼関係をつくる方法、良いパートナーになる

ありがとうございます！
犬の叱り方と怒り方、とても感激しています。まだ3ヶ月！まだ家に来て1週間！これからですよね。
皆様の温かい言葉に励まされました。ありがとうございました。