犬と猫のペット保険で悩んでいます。
ペット保険へ入って後悔した理由、何をチェックすれば後悔しないでしょか?
質問 : ペット保険で後悔しない、評判は?
犬(Mix犬 3歳)と猫(7歳♂)を飼っています。
来月から、保護した犬(チワワ 推定5歳)を飼い始めます。
3匹とも健康ですが、将来の医療費に備え、ペット保険の加入を考えています。
ペット保険に入って後悔、入らないで後悔するのと、どっちの意見が多いでしょうか。
加入するか、止めるか。ペット保険で後悔しないため、各会社の評判を教えてください。
ペット保険の後悔、評判が悪い3つの理由
ななし犬飼い さん
ペット保険へ加入し後悔する点や評判は、苦情数で見当できます。
ペット保険会社(損害保険会社)の業界団体「社団法人 日本損害保険協会」には、各ペット損害保険会社への苦情数(お客様の声)が公開されています。
アニコム損保、アイペット損保、ペット&ファミリー損保の3社をまとめた数値データです。
ペット保険へ加入し後悔しないため、評判が悪い3点に注意します。
ペット保険の後悔、評判が悪い3つの理由
- 1保険金の支払い拒否・補償金がでない
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ペット保険は、動物病院で支払った金額すべてを補償しません。
保険会社の公式サイトや契約書には、治療内容や請求項目の補償対象外が明記されています。
保険の契約前に見落としがちなので、ペット保険で保険金の補償範囲と、保険金の支払いの対象外を確認します。
多くのペット保険でワクチン接種や妊娠・出産費用は補償対象外です。
ところが、歯や歯茎の治療、脱臼、(臍・鼠径)ヘルニア、停留睾丸、先天的な病気、夜間休日の診療費、保険会社によって保険金対象か否か対応が別れます。 - 2突然、契約の打ち切り
- ペット保険は、1年契約です。1年ごと、契約を延長(更新)します。
契約延長するさい、更新の審査があり「補償費の支払い額」で契約見直しや契約打ち切りをするペット保険会社があります。
高齢になって契約を打ち切られると、年齢制限で他社のペット保険に加入できません。
ペット保険の契約事項に、「更新の審査」があるか、ないか確認します。
「更新審査あり」は保険会社の都合で契約終了、または契約内容の変更(補償対象の病気を外す、見直し)ができます。「更新審査なし」の保険会社は、契約の打ち切り、更新終了はありません。 - 3支払う保険料が高い
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支払うペット保険料は、ペットの年齢と比例し値上がりします。
若い時期の保険料は安くても、高齢・高齢期になると月額の負担は高額になり増えます。
ペット保険に入り後悔しないため、加入前に保険料の安さだけ比較するのではなく、保険会社のサービス内容に目をとおします。 ペット保険どこがいい?選び方
次に、ペット保険に未加入で後悔する点です。
ペット保険に未加入で後悔、対策する方法
ななし犬飼い さん
ペット保険に未加入で後悔する理由で、「高齢になった犬猫の医療費が高額」があります。
「犬猫の年齢別・年間治療費」をネット検索すると、高齢になると医療費が急上昇するグラフがあります。よく見ると、グラフや表の作成とデータ提供元はペット保険会社だった。。。
「犬猫の治療費」に恣意的なデータ調整はないと思いますが、調査設計や客観的な観点からペット保険を販売する当事者(ペット保険会社)より、利害関係ない第三者(日本獣医師会)のデータを参照します。
ペット保険の後悔、未加入による高額で治療費
高齢になった犬猫の約8割が、月の医療は1万円未満です。
13歳以上になった犬猫の医療費が月5万円を越えるのは、日本獣医師会のデータでは犬 2%(猫 1%)です。
- 犬・猫とも13歳をすぎると、2万円以上の医療費負担する割合は上がる。
- 13歳以上で、医療費が月2万以下の割合は、90%以上。
- 13歳以上で、医療費が月5万を越えるのは、犬で1.9%、猫で0.9%。
- 犬・猫13歳以上、医療費の平均負担額は、犬で9,801円、猫で7,991円。
犬猫が歳をとり、医療費が月5万円を越える病気や怪我する可能性は?
ペットが高齢になると、保険会社へ支払う保険料も高くなる、医療費と比較したらどっちが得か?
加入者が支払った保険金より多くのお金を受け取れるかは、誰にも予想できません。リスクにどう対処するか、飼い主さんの考え方しだいです。
高齢な犬猫、医療費の対策
- 1ペット保険に加入する
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将来、多くの医療費を負担するリスクを避けるため、ペット保険に加入する。
補償範囲を絞ることで、支払う保険料を安く方法があります。月額の保険料を安くするため「手術」のみに限定する。安い医療費は補償対象外だが、支払う保険料を低く抑える「免責金額」がある保険にする。 - 2ペット貯金、資産運用
- ペット保険への加入をやめて、毎月ペット貯金を始める。
5年後や10年後を見据えて、銀行で定期預金、保険会社で積立保険、証券会社で投資信託、質問主さんにあった資産形成の検討がおススメです。
ペット保険で後悔しない対処、保険の知識
プードルママ さん
質問主さんにとって、ペット保険は、何が重要な条件で、何が必要か、何が理由で保険に入るのでしょうか?
保険に加入する条件が不明瞭であったり、ぼんやりした目的では、友達に聞いたり、口コミを読んだりしても、自分にあったペット保険を見つけるのは、とても難しいです。ペット保険で後悔する可能性が高くなります。
ペット保険は、元受け会社として日本に17社あります。 ペット保険どこがいい?選び方 17社の比較一覧リスト
それ以外でペット保険を販売している会社は、代理店や仲介業です。ペット保険を検索しヒットする多くは、代理店ページです。
どの会社も保険商品として独自性を出すため、保険の補償範囲、補償金額など様々な条件を組み合わせ多くの保険商品があります。その結果、ユーザーにとって何を基準に選べばよいか分からない状態です。
後悔しないペット保険の選び方
月々支払う保険料に目が留まりますが、保険選びの大事な点は怪我や入院など必要な時に、充分な補償があるかです。
保険の加入前に、何を補償するのか、いくら必要なのか、しっかり情報を集め、用語を知り、保険の知識を勉強しましょう。簡単にペット保険を決めてしまうと、「○〇〇保険がランキング1位!」「△△△ペット保険の比較No.1」などのキャッチコピーに踊らされます。
医療費の補償割合、補償の範囲、年間の支払い限度額など最低限の条件を知ると、保険を比較し検討できます。保険の知識さえあれば、質問主さんにとって何がお薦めの保険なのか?選択した保険は割安か、それともペット貯金か、選択の幅が広がります。 ペット保険とペット貯金、どっちがいい?お得は。
ペット保険、後悔するリスクを減らす方法
ちよちゃま さん我が家も、ペット保険に入る前に悩みました。
2匹のダックスを飼っています。保険加入のきっかけは、ダックスはヘルニアを患う確率が高いのが理由です。
同じヘルニアでも、椎間板ヘルニア、横隔膜ヘルニア、臍ヘルニア、鼠径ヘルニア(脱腸)などあります。
保険会社によっては、ヘルニアでも臍ヘルニア、鼠径ヘルニアは対象外となったり、椎間板ヘルニアまでも対象外とする保険もあります。
犬種によってなりやすい病気と、ペット保険会社の対象外および免責としている疾患を調べると、後悔するリスクが減ります。