犬が飼主から目をそらす理由は何でしょうか?
私が命令したり叱るとき、犬の目を見ると、目を合わせません。顔を横に向けるときもあります。このままでも、私と犬の関係は大丈夫でしょうか?
【状況と今の対処】
飼っている犬は、ラブラドール1歳です。
甘噛みが強かったので「痛い」と注意すると、目をさっとそらします。顔を横に向けようとするときもあります。
また、散歩中も目を合わせようと、犬の顔を見ると、とっさに視線を外します。
これは、抵抗しているのか、反抗期なのか、嫌がっているのか、私を下に見ているのか、犬の気持ちは何でしょうか?
犬が飼主の目線をはずす理由は、いくつかあります。
- (相手に)落ち着いて
- 目上の相手へ敵意がない
- 緊張
- 反省、叱られたとき
- 困る、困惑
犬の態度や行動から、心を読み取ることをカーミング・シグナルといいます。犬の仕草と気持ち、カーミングシグナル集まとめ
うちの犬(トイプードル)がそっぽを向くときは「困る」「落ち着いてよ」っていうサインです。
地位を下に見るという意味はないです。
犬にも反抗期があるので、うなったり噛みついたら、しっかり対応しましょう。犬の反抗期、いつまで続く?どう対処する?
犬が視線をそらしたり、顔を横に向けるのは、飼い主を下に見ていませんよ。
一度、犬の目を見つめたまま、ゆっくり顔を近づけて下さい。ある一定の距離を越え寄りすぎると、犬は目をそらします。
目を見続けるのは、犬にとって敵対行為です。
目が合ったまま近づくのは、相手を威嚇します。
ある程度の近距離で、犬は目を合わせることを本能的に嫌います。
シツケ方法「マズル・コントロール」でマズル(犬の鼻先)をつかんで睨むのは、犬を威嚇する意味も含まれています。
親しい人(ボス)から、マズル・コントロールされるとイケナイ事が良く伝わります。 マズルコントロールのやり方
アイコンタクトとリーダーウォークを教えると良いですよ。
本来、お互いの目を合わせるのは、犬にとって不自然な行為です。
よって、教えなくてはできません。
もともと犬にとって慣れない行為と理解したうえ、犬と良い信頼関係を作ってください。 犬と信頼関係をつくる方法、良いパートナーになる
アイコンタクトを上手に使って、愛犬との生活を充実させてください。
なお、アイコンタクトはツールのひとつです。
犬に合わなければ、アイコンタクトを使わなくても他に服従訓練の方法はあります。犬の服従訓練、効果的なやり方やコツ
返信ありがとうございます。
目をそらしたり、視線を合わせないのが問題ないと知り安心しました。
よく観察し、犬にあったトレーニングを取り入れます。