人間用シャンプーやリンスを使い、犬を洗っても大丈夫ですか？
犬用シャンプーと人間用シャンプーは、何が違いますか？

【状況と今の対処】

犬はペット用シャンプー剤で洗わないと、皮膚や被毛に傷みやダメージがありますか？
人用のシャンプー、リンス、トリートメントで代用しても良いでしょうか？

私は肌が弱く洗剤等で手荒れします。犬のシャンプー液に触れると、手荒れが酷いので手袋必須です。
人間用シャンプーでは、手が荒れません。という事は人間用の方が肌に優しく低刺激なのかな？と。シャンプーやリンスを薄めれば、犬でも安全に使えますか？

犬用シャンプーは、オーガニック数種類も購入し使用したが、全て手荒れします。
犬は長毛種と短毛種です。よろしければ皆さんのご意見、使っているシャンプーの種類を教えてください。

私は、犬に人用シャンプーを使ってます。
人間用シャンプーを使い犬を洗っても、皮膚が荒れたり赤くなることなく、毛艶の問題もないですよ。
短毛犬に、人の赤ちゃん用ベビーシャンプーを使います。

ただ長毛犬の場合、人間用では仕上がりがイマイチだったので、犬専用シャンプーを使ってます。
ドッグ・ショーに出品しているベテランのブリーダーさんも、人間用に市販されているシャンプーを使っている方がいました。

ただ低刺激ならば、どのシャンプーでもOK！ではないです。
１つ１つ商品を試し洗った後、犬の体質や被毛に合ったものを探す方法がよいです。

我が家の犬（ヨーキー）たちに使用するシャンプーは、獣医師さんから薦められた犬専用シャンプーとコンディショナーで洗います。

人間用シャンプーとの違いは、界面活性剤の含有量が、人用シャンプーより少ないのが特徴です。
また、人の皮膚と、犬の毛および皮膚のpH値（ペーハー）*1 が違うので、やはり犬に合ったシャンプーを使用するのを推奨します。

*1 ・pHの概説
溶液の液性（酸性・アルカリ性の程度）を表す物理量で、記号pH（ピーエッチ、ペーハー（読み方参照）。（中略） pH = 7 が中性で、pH が7よりも小さくなればなるほど酸性が強く、逆に pH が7よりも大きくなればなるほどアルカリ性が強い。
物質の酸性・アルカリ性の度合いを示すための指標として考案されたものである。
引用元: pH(水素イオン指数) - Wikipedia

人間と犬の皮膚に、違いがあります。
人間の肌は弱酸性、犬の肌は弱アルカリ性です。この違いが、シャンプー選びのポイントです。
しかし、犬に人間用シャンプーやリンスを使っても良いか？の質問に、答えは...大丈夫！もダメ！もあります。

【犬に人用シャンプー、OK！とNG!の意見】

1人のシャンプーも大丈夫！OK！の理由

人用のシャンプーは法令で成分表示が義務付けされ、製品の安全性が確保している。
一方で犬用シャンプーには法令がないため成分表示がなく、成分が不明瞭。人も犬も同じ哺乳類で毛の成分は同じだから、同じシャンプーで良い。

2人のシャンプーはダメ！NG!の理由

動物病院の多くが、人のシャンプーを犬に使うことは止めるよう注意してます。
理由は、人のシャンプーは弱酸性で、犬の肌や皮膚に悪いから。低刺激なベビー用シャンプーもダメ。*2

*2
・犬のシャンプーのすすめ
犬の皮膚は弱アルカリ性なので人間用のシャンプーは合いません。人間の子供用の弱酸性シャンプーなんてもってのほかです。
引用元: www.pet-village.net/?p=710 (リンク切れ) ペットビレッジ南大沢病院(東京都八王子)

・シャンプーの種類
犬の皮膚は人と比較すると構造や機能が全く違います。そのため犬は犬専用のシャンプーが必要です。
赤ちゃんの皮膚は弱酸性、犬は中性〜弱アルカリ性ですので、犬に弱酸性のシャンプーは良くないと言われています。
引用元: animal-clinic.info/vetdog_keep_shampoo.html (リンク切れ)　本郷どうぶつ病院(長野県長野市)

私の周りでは、飼主と同じシャンプーで犬を洗っている人もいます。
人用シャンプーで洗っている犬の様子を見ると、肌荒れなし、被毛も綺麗でした。
最終的に、人用シャンプーを使うか使わないかは、飼主の判断しだいです。

リスクを承知したうえ、シャンプーを水で、薄めてから使ってみるとか。（※ 人用シャンプーを薄めても、使用はダメという意見もあります）
人用のシャンプーを使うなら、使った後の肌の経過や被毛の艶について、よく観察するのを忘れずに。

ちなみに私は湯シャン派で、シャンプーや石鹸は使いません。
丁寧に時間をブラッシングし、３８〜４０度のお湯だけで汚れを落としています。
ドライヤーで、完璧に犬の毛を乾燥させるのがコツです。犬にドライヤーのかけ方、早く乾かすコツ

一般的には、「人間用シャンプーを、犬に使ってはいけない」です。
獣医さんに質問すると、犬用シャンプーを勧めます。
ただ、獣医さんは人間の皮膚科の専門家ではなく、質問主さんの肌荒れを考慮しないので、難しいですよね。

かつて、犬用シャンプー販売会社の講習を受けた時、
「人間用シャンプーは頭皮の皮脂、汚れに合わせ成分配合している。一方で、犬用シャンプーは皮膚と毛にあわせ配合している。そのため犬用シャンプーは刺激が少ない」と、担当者から聞きました。

人間用のシャンプーは、頭皮の油分と汗を落とすため刺激が強い。洗い流す時にもシャンプーが、残りやすい問題点があります。
犬の皮膚は、人間の頭皮よりも刺激に弱いので、洗いすぎると乾燥しフケが多くなります。
油分の多い犬種はシャンプーで油分が洗い流され、皮膚トラブルになりやすく、油分を多く排出し体臭がきつくなります。犬の体臭対策！原因と消臭するコツ

犬用リンス、トリートメント、コンディショナーは、良く洗い流すタイプと軽く流すタイプとがあります。
軽く流すタイプのリンスは、吸着タイプで、毛にリンスの液が残ることで吸着し、綺麗さをたもちます。全部流してしまうと、効果も流れ落ちます。
治療用リンスは、わざと残して、皮膚を保護するタイプもあります。

機会があれば、病院で売ってる薬用効果があるシャンプーはどうですか？
高額なシャンプーですが、人間の肌にも刺激が少ないかも？飼主さんにも犬にも良い、シャンプーがみつかるのが一番いいですね＾＾

「犬用と人用シャンプーはpH値が違う！」と聞き、人用と犬用のシャンプー何種類かpH値を測りました。（ちなみに、熱帯魚を飼育する方なら、水のpH値をチェックする測定器PH計を持っている方は多数います。）

シャンプーの計測結果は、プラスマイナス0.5の範囲に全ての商品が入っていました。
犬用と人用を比較すると、pH値は高い低い様々な商品があり、『犬に適切なシャンプーのpH値は不明』でした。

私の犬には、犬用の某メーカーが一番コンディションが良かったので、結局それを使ってますが…。
友人から薦められた犬用メーカーのシャンプーは、うちの犬に合ってませんでした。

結論として、シャンプー選びは、「個体差が想像以上に大きいので、使ってみないと分からない」と正直な感想です。 犬に初めてのシャンプー、洗い方や温度、できるコツ

我が家は、人間も犬も「無添加の石鹸」で洗っています。
犬用の石鹸も売っていますが、人も犬も同じ人間用の無添加石鹸を使ってます。

石鹸で洗う前にしっかり泡を作るとか、ゆすぎをしっかりする...など洗いのコツが要りますけど、仕上がりも良く、肌の調子も良いですよ
私自身は、石けんしか使わないので、真冬でも手荒れなしです。手荒に困り、肌が弱いなら、無添加せっけんをオススメします。

皆様レスありがとうございました。
やはり犬用と人間用でシャンプーは別物なのですね。勉強になります。
石鹸は試してなかったので、これを機に使ってみます。