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Re: トイレのしつけ中に、愛犬に手を噛まれた

爆走犬 さん 2009/02/23(Mon) 00:18:30

愛犬に2度噛まれたことがあります。
大型犬です。

1度目は噛まれたことにびっくりして何も対処はできませんでした。
なので、2度目があったのだと思いますが…。
2度目は噛まれた瞬間、間髪いれずにチョークカラー(つけっぱなしにしてます)をつかんで、激しくショックをかけたと思います。リードがついていればよかったのですが、さすがにリードはつけっぱなしにはしてませんので。

噛まれた時は一瞬でもひるんではダメです。
少しでも恐怖心をもったら犬に見破られ、な〜んだ、噛み付けばこの人は怖がるじゃん…って思われてしまうようです。
ようするに、犬に噛んでも無駄なんだって思わせるしかないのですから…。
噛まれた後に叱る…という考え方だとは思いますが、噛まれると叱るの間には何もありません。
「痛い」と言って噛まれた手をかばってみたり、ちょっとでも後ずさったりetc…では、たぶん効き目がないでしょう。

投稿を読み返してみると、噛まれた後に止血をし、その後バトルした…とありました。
犬から見れば、噛んだら飼い主は自分の前から去った(止血をしにいった)という事実でこの事柄は1度終了します。これはあくまで正の強化となります。

で、その後にバトルをしたということは、犬にとっては意味もなく飼い主が恐ろしい顔でバトルをしかけてくる…犬は当然防御の為の噛み付きを選択するでしょう。飼い主がまた噛む理由を作ってしまったというわけです。

でも、凄腕のプロ訓練士でも危険な行為です。噛まれた時に腕の神経でも切られてしまったら、間髪いれずショックを入れるなんて絶対に無理ですもんね。
私は運が良かったのです。
うちのコは大型犬ですが、まだ2歳前でした。
咄嗟にチョークカラーをつかめたことも幸運でした。
手から血をだらだら流しながら、全体重をかけてショックを入れ続ける姿は壮絶だったと思います。

当時私は愛犬の引き癖を治したかったので訓練所通いを始めていましたので、チョークカラーの扱い方に多少の知識があったことを補足しておきます。

もう一つ補足で、なぜ2歳前だと運がいいのかというと…。
2歳を過ぎてしまうと噛み癖の矯正はとても困難になるということです。

以上、やはり「噛ませない状況」作りに努力するというのが一番合理的なような気がしますが、やはり躾で…と言われるのなら、リードやカラーで犬をコントロールする方法、コマンドで制御する方法等の指導を受けてはいかがですか?
万が一の時に制御できる可能性が高くなりますので(完全ではありません)

さて、私の場合、今のところ3度目はありません。
現在愛犬は6歳になり、人間大好きでとても穏やかです。

Re: トイレのしつけ中に、愛犬に手を噛まれた

大型犬飼い さん 2009/02/23(Mon) 10:57:13

どの行動を許す許さないは飼い主の判断次第です。
人間に歯を当てるという行為を許さないとするなら、犬が悪いという素振りをみせようが、理由がなんであろうが叱るべきと考えます。

犬との信頼関係とその犬の性格によりますが、私の場合は噛まれた瞬間に組み伏せ最大限の迫力で叱ります。
この方法が全て正しいとは思いませんし、犬の性格によっては逆効果でしょう。
ただ叱るのであれば、間をおいたのは失敗だったと思います。

今の状況なら私の場合は今回の事は忘れて普通に接します。
そしてもし再度噛まれたなら、その時に叱るでしょうね。

Re: トイレのしつけ中に、愛犬に手を噛まれた

hira さん 2009/02/23(Mon) 18:23:28

何度も失礼します。
ひとつ、はなさんのご質問【叱るかどうか】に答えられていないことがありましたので、追加でレスをいれさせていただきます。

私の場合は、噛んだ状況により、叱ることもあれば叱らないこともある、です。
犬飼いさん同様、今回のようにはなさんがAくんに噛まれたのと全く同じ状況であれば、私も叱りません。噛ませたのはAくんを怖がらせた私自身の行為が原因だからです。ですから、その後も何事もなくこれまでどおり犬と接するでしょう。
他人様を噛んだ場合は、犬を叱っている時間があれば相手の人を病院へ連れて行くと思うので、結果的に叱れないと思います。それに、中途半端に叱ってイヤな思いだけを残してしまうと、【他人様】と【イヤな思い】を結びつけてしまう可能性もあるので、かえって他人への攻撃が繰り返される恐れもありますし。

ですが、犬が自分のわがままを通そうと私自身へチャレンジして来たような場合は別かと思います(ただし、犬が飼い主にチャレンジする事自体問題ですから、叱る叱らない以前に、犬に信頼される飼い主になるようにいろいろな練習をすると思いますが…)。
もしそんなことになったら、私に向かって来た瞬間に私の体が勝手に動くような気がします。きっとこれは、私自身の防御反応ですね。

暴走犬さんのように、手から血を流しながらでも犬を睨みつけて組み伏せると思います。
傷の程度にもよるかとは思いますが、手当なんて後回しです。
犬が大きければ、首輪などを掴んだりなんとかして攻撃を防ぐと思います。
犬が自分で抵抗をやめるまで、何十分でも続けるでしょう。そして、犬が落ち着き、大人しくなったら、それの倍以上の時間をかけて褒めてあげると思います。

犬を叱ろうというなら、本気で向き合わなければダメですし、叱りっぱなしではなくてかならず褒めて終わらなければいけないと思います。
ただし、基本的に争いを好まない犬の性質を考えれば、一度ここまでやれば、その後はまずチャレンジしようという気持ちにはならないはずです。
中途半端に叱ったり、時間がたってから「叱る」という名目でしつこく嫌がらせをするからいつまでたっても同じことが繰り返されるのだと思います。
ですから、本気で叱ることができないと思うなら、極力叱らなくてもいいように環境を整えるほうが、犬と飼い主双方が傷つくこともありませんのでお互いのためになると思います。

しかし、犬が「この人の側にいれば安心」と心から信頼してくれていれば、こんなに大変な思いなんてすることはないはずです。
過去に辛い経験をしているワンちゃんなどはなかなか大変かもしれませんが、子犬の頃から一緒に暮らしているようなワンちゃんであれば、常に穏やかに接していれば、本気で噛まれることもなく、こちらの顔色や声色の変化で「ダメなんだ」ということは伝わるはずです。
小さな子どものいるご家庭やご年配の方でも、また、里親として新しいワンちゃんを迎えられた方でも、犬達と闘ったりせずに暮らしている方はたくさんいるからです。

叱らなくてもいいように、普段からスキンシップを図り、いろいろなトレーニングを楽しく取り入れて、愛犬に信頼されるように努めることが一番大切だと思うので、この点でも「予防」がポイントかと思います。

Re: トイレのしつけ中に、愛犬に手を噛まれた

ジャck さん 2009/02/23(Mon) 20:23:40

はなさん、レスありがとうございました。

> 「愛犬がもし、噛んでしまった場合、どう対応するか。」

文字数制限で書きそびれていまいましたが、昔、ぼくも自分の犬に噛まれた経験があります。そのときは落ち込んだし大いに反省しました。
右手の親指の爪を貫通したんですが、その瞬間はあまり慌てずに他の指を口に突っ込みました。「おらっ噛んでみい」ってな感じですかね。
一時預かりの犬たちの中には、たまにぼくを試すように威嚇したり噛み付いてくる犬もいましたが、そのときは「何しても無駄だ」ってことを
伝えようとしました。おれの方が強いぜと殴り倒すのもアリかもしれませんが、ぼくが「動じない」ことで「無駄」ということを伝えられると
思っているからです。

犬の「噛み付き」や「吠え」「飛びかかり」のような合目的的な行動は、その目的を達成させないことがそういう行動を抑えるのには有効だと
思っているんですね。ですから、噛まれたりした瞬間は動じないようにする。ビビったり焦ったりしないで冷静に対応する……ですね。
また、殴り倒すこともアリだろうと思いますから、バトルになるのもアリでしょうが自分が興奮しては、あまり効果は期待できない気もします。

> 「愛犬がもし、噛んでしまった場合、その後、噛まないように指導(躾け)はどう行うか。」

犬によるのですが……。Aくんのように日常的に噛み付かない犬の噛み付きは、たぶん本能的なものだろうと思えますので、ぼくはその瞬間の
対応だけでいいと思いますよ。また、hiraさんが言われるように「噛む状況をつくらない」のも大切だと思います。ゴミ箱を荒らしたがる犬も
ゴミ箱がなければ荒らせないように……。なるべく「犬に失敗をさせない」躾けは望ましいと思います。

で、犬の躾けの一般論として、噛まないように躾けるには、犬に「噛むのは得策じゃない」、「噛むのは損」と教えることになるんでしょうが、
前レスで話しましたように「犬の意思による行為」は制御できても「本能的な行為」は制御できませんので完璧は望めないだろうと思います。

─────
まあ、「犬の躾け」というものは、大型犬飼いさんたちが言われるように「どの行動を許す許さないは飼い主の判断次第」ですね。
しかも、目的のほとんどが「飼い主の都合の為」ですので、普段から「自分の都合の為に、犬に協力してもらうようなもんだ」と自覚してれば
いくらか気楽になると思いますよ。世間には飼い主を噛む犬や留守中に吠えまくる犬を「ダメ犬」と呼ぶ、おかしな風潮もありますが……。

Re: トイレのしつけ中に、愛犬に手を噛まれた

てつ さん 2009/02/24(Tue) 05:44:31

> 「愛犬がもし、噛んでしまった場合、その後、噛まないように指導(躾け)はどう行うか。」

何があっても絶対に「我慢して噛まない」犬は、生きているのかな?
「我慢してる」から、限界が来ると噛むんじゃないかな?
と、私は思っています。自分がそうですからね。

だから「噛む状況を作らない」で生活に困らなければいいけど、
すんごくたくさん「噛む状況」が多くて、飼い主が全部の「噛む状況を避ける」と暮らせないほどになっている犬もいます。
発想の転換と工夫でなんとかなるレベルが殆どですけどね♪

噛む理由を分けて考えることも、回避できるランクならでは。
でも、回避するだけで、苦手場面が克服できることはありません。
地雷を避けているだけで、地雷がなくなることがないのと同じ、
私が今でも数学が苦手なのと同じだと考えています。

噛むことで住み家をなくし我が家にやってきた犬たちは、
目が合えば、声をかければ、人が動けば襲い掛かり、モチロン触らせないし、とても「噛む状況を作らない」で長く生活を維持できませんでした。

方法は犬の状態によって様々ですが、まずは「我慢しなくていい」ことを教えることを当面の目標にします。
噛み付くほど我慢する前に「さっさとその場を逃げろ」です。
いろんな回避の仕方を、思いつく限りの場面設定して教えますよー。
(でも、何もしていないのにこちらから襲うのは最後。)
例えば今回のケースのような緊張があると思えば、まずはウンチって幸せを呼ぶ!なんて、犬の意識上書きも私ならやっておきます。
無駄なことかもしれないけど、緊張要因は一つでも減らしたいし、ウンチがあることがハッピーでもトイレの躾はできますし、ついでに食糞が直ったこともあります。

とにかく攻撃より逃走を選べる犬にするのが第一歩。
噛み付いて回避の悪循環の中に長くいた犬に噛まれることは、問題解決までの時間を長引かせるだけだと思うからです。
次に、逃走する前にできる回避方法の引き出しを増やします。
その引き出しの中のどれもが、飼い犬として好ましい振る舞いなら、作業犬以外OKなんじゃないかと思うんです。
これが暮らしのための躾と、正解が一つの作業訓練の違いかな?


気が付くと、かなり苦手にしている犬が多い場面でも、
余裕を持っていられる犬になります。
それでも気を抜かず、余裕があることを褒めたり、
限界に至る前に守ったりを生涯続けています。

噛まないのが当たり前だと思っていると、余裕を持っていることを褒めて強化することができず、
何があっても絶対噛まないと信じると、犬が限界を超えてしまい
噛み付くしかなくなる場面に追い込んでしまうのではないでしょうか?

仔犬から育てた犬たちにパピー期を越して噛まれたことは、今のところありません。

補足

はな さん 2009/02/27(Fri) 04:49:29

PCが壊れてしまって、すぐにお返事出来ませんでした。すみません。多くのコメントやアドバイスを有難うございました。
一人一人にお返事出来なくてすみません。


【補足】

今回、文章の書き方がいかに難しいか勉強になりました。私の書き方が悪かったのですが、Aに噛まれた時は血がかなり大量に出ながらも、動じることなく噛まれたまま「NO」と叱りました。あくまでも噛まれて、私が怯えているという態度は見せませんでした。
2,3度噛まれたと思いますが・・・・Aの口の中は私の出血で血だらけでしたし、私も血まみれでしたが噛まれた時に叱ってます。あまりにも出血が酷いので、その後、止血しました。その後、勿論、前に書いたように噛むということを教える為にまた争いました。それが皆さんの言う「噛む状況を作らない。」に反した行動でした。そこがいけなかったですね。


本当にすごく参考になりました。皆さまのアドバイスを元にこれからも愛犬たちと仲良く暮らして行きたいと思います。本当に有難うございました。