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フィラリア血液検査は顕微鏡で何を見てる? nanako さん

先日フィラリアのお薬もらうとき、血液検査してもらいました。
血液を腕から採血して顕微鏡をのぞいていましたが、顕微鏡を見て何をしていたんでしょう??
血液をみるだけじゃフィラリアに感染しているか、わからないですよね?
化学反応とかそういうので調べているんでしょうか?
直接犬に関する質問じゃなくてごめんなさい。▽・ェ・▽

Re: フィラリア血液検査は顕微鏡で何を見てる そらそら さん

血液中に生息しているミクロフィラリアの有無を調べていたのだと思います。
体内に成虫フィラリアがいる場合、フィラリアは直接ミクロフィラリアと呼ばれる小虫を生み出します。
フィラリアに感染していると血液1滴中に100匹位のミクロフィラリアが見つかる事もあるそうです。

体内に成虫フィラリアがいない場合でも、他の犬の血液から蚊の体内である程度成長したフィラリアが、蚊に刺される事によって体内に入ると感染後約半年で成虫となり、ミクロフィラリアを生み出します。
フィラリアの予防薬はこの感染後約2週間で成長するL4小虫から感染後約2ヶ月ほどで成長するL5小虫の内に駆除するものだそうです。
(ミクロフィラリア自体は犬に悪さはしないのですが、ミクロフィラリアに感染している場合に予防薬を投与すると一度に多量の小虫が血液中で死ぬ事によって犬がショック症状を起こす場合があるので危険です。
またミクロフィラリアの状態でそのまま犬の体内で成長して親虫になる事はありません。何れはミクロフィラリアのまま死にます。
ミクロフィラリアは蚊の体内に入らないと感染能力のある幼虫には成長できないのです。)

血液検査ではこのミクロフィラリアが見つからなくても感染している場合(蚊に刺されて感染していてもしばらくの間は筋肉中に隠れている為、発見が難しい。また成虫のオスしかいない場合は体内でミクロフィラリアは見つからない場合も)があるので、成犬で一夏を越えた犬には合わせてフィラリア成虫抗原検査も行うかと思います。
この方法は血液検査よりも遥かに正確に調べられるそうですが、フィラリアが成虫になっていないと抗原反応が出ない様です。