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癌の治療方法で悩む〜犬にとって最適は何か?〜 ひとみ さん 2008/07/17(Thu) 22:39:54

ビーグル(雌・12歳)です。
口腔内と甲状腺(左右共)の腫瘍が発覚し2週間前に下顎半分と片方の甲状腺を摘出しました。
もう片方の甲状腺を残した理由は「摘出した腫瘍が大きく器官にも絡みついていた為、呼吸困難になる危険が考えられた」との事でした。

一昨日抜糸の為に病院へ行くと病理検査の結果が出ていました。
全て悪い腫瘍で口はメラノーマの可能性あり・すでにリンパに癌が流れ、体中で動いている状態。
3つ治療方法をすすめられました。

@もう一度喉を開き、残った腫瘍が取れるようなら取る→抗がん剤治療
リスク:手術が無理な場合は開けてもただ閉じるだけで体・精神に不必要なダメージ。
両方の甲状腺を取った場合、ホルモンとカルシュウム(心臓を動かしてるのは実はカルシュウム)の薬を一生飲む。
急死する恐れがある。
抗がん剤による副作用。
A放射線・抗がん剤
リスク:週に1回の麻酔。
白内障・他の臓器にたいする副作用。
B抗がん剤のみ
あまりすすめないと言われました。

「先生が1番良いとおしゃるのはこのコの楽しい生活にとってという意味もふくまれてますか?」と質問したところ
「これらは[治療]として良い順番であってこのコにとって<負担が少ない>だとか<その後の生活が楽しくおくれるようになる>という考えのものではありません。
副作用がまるで無いコもいるし、手術・放射線・抗がん剤・全てやってもすぐに死んでしまうコもいる。
だからこそ治療方法は飼い主さんに選んでもらうんです。」
と言われました。

残りの犬生、これ以上体をボロボロにさせたくない・辛い思いをさせたくないので科学治療ではない代替治療(ホリスティック医療)も考えています。
ですが一時期辛くても、元気な細胞がダメージを受けても、延命出来た方が幸せな思い出が増やせんじゃないかとも思います。
人間のエゴでなくこのコにとってどの選択が良いのか〜と考えるとなかなか決められず気持ちばかりあせってしまいます...。
健康状態ですが、今は癌だなんて嘘のように元気です。
エリザベスカラーも取れたせいかイキイキ・ニコニコしてます。

皆様だったらどうしますか?
残りの生き方をどう考えますか?
どうか意見をお聞かせ下さい。
よろしくお願いします。

Re: 癌の治療方法で悩む〜犬にとって最適は何か?〜 くるみ さん 2008/06/25(Wed) 21:05:56

12歳ということですので、、、

以前14歳で愛犬を亡くしたときですが、
最後は肺水腫で息ができなくなりました。
お医者様からこれ以上の治療は愛犬にも飼い主の心にも負担になると言われました。
我が家はこれ以上の治療は止め自宅に連れて帰りました。

お医者様は亡くなる瞬間は大変苦しみますので、
見ない方がいいから、うちで預かりますとおっしゃってくださいましたが、
覚悟を決めて自宅へ連れて帰り腕の中で看取りました。

治療を続けても、治療を打ち切っても、飼い主の後悔は尽きません。
ただ、最後の瞬間を迎える少し前まで辛い治療をさせてしまいました。
飼い主のエゴと解ってそれでも生きて欲しかった、
最後はお家で抱っこしてたくさんお話をしながら、、、
愛犬はとても頑張りました。

ほんの少しの時間を稼ぐために、病院へ通いました。
今でもそれが良かったのかどうなのか?私には解りません、
家族を失うというのはそういうことなのだと思います。

個人的な意見なのですが、これ以上メスを入れ生きながらえる時間はどの程度なのでしょう?
私ならば今ニコニコしている愛犬を見ながらこれ以上の治療は止めます。
おいしい好物を食べさせて、家族の中で過ごす思い出を作ります。
手術をすればもちろん入院もあるわけで、
弱った身体に麻酔はこたえるでしょう。
そのまま帰る事ができない場合もあるでしょう。

先日あるブログで亡くなったワンちゃんにたくさんのコメントがついたところがあるのですが、
数日間泣きながら多くのコメントを読み続けました、
家族を失った悲しみや後悔が綴られています。

残念ながら正解はどこにもありません、
多くの意見を聞くのがいいことなのか?どうなのか?
それすら私には解りませんが、
http://clubmonaka.blog9.fc2.com/blog-entry-591.html

それでも今も犬との生活を続けております。
愛犬にとって飼い主より先に虹の橋を渡るということは幸せなのではないでしょうか?
この子達ともいつか別れがきます、その時少しでも後悔が少なくてすむよう、
愛情を沢山注いでやろうと思っています。

愛犬ちゃんにも飼い主のひとみさんにとっても、
少しでも多くの時間が与えられますよう祈っております。

Re: 癌の治療方法で悩む〜犬にとって最適は何か?〜 ひとみ さん 2008/06/26(Thu) 10:06:44

くるみさん、大切な思い出を聞かせてくれてありがとうございます。
泣きながら読ませて頂きました。
くるみさんと愛犬ちゃん、一緒にとてもとっても頑張られたんですね。
私は「これ以上辛い思いをさせたくない」と言いつつ、そんな姿を見たくないただの弱虫かもしれません。
だって1日でも数時間でも長く一緒に生きていたい気持ちはその時のくるみさんと一緒ですもの(きっと愛犬も!)。
最後はくるみさんに抱っこされて、愛犬ちゃん幸せだったでしょうね。
私も腕の中で逝ってもらいたいと願っています。
紹介して頂いたブログを拝見しましたが、大事に大事にしていても思うように行かない事もありますね...。
どう過ごしても我がコの息が絶えた時には後悔するものかもしれません。
そしておっしゃるとおり、正解はどこにもありませんね。

胸をはって前を向いていられる選択をしなければと強く感じました。
治療法を決めるまでまだ時間はかかると思いますが、たくさんの言葉を頂いたと同時に力を頂いた気がします。
ほんとにありがとうございました・・・心より。

くるみさんも今の愛犬ちゃんとう〜んとっ幸せにお過ごし下さい♪

Re: 癌の治療方法で悩む〜犬にとって最適は何か?〜 mi-yan さん 2008/06/28(Sat) 11:36:56

うちの子の場合も、最初はまだ手術ができるという事で判断を迫られました。
でも、年齢も年齢なのでリスクがないという訳ではないとも言われました。
一緒に過ごす家族として、日々癌に侵されていく様子をただ見て過ごすのはとても辛い事です。

ただ、リスクがあるのに手術を受けさせるべきか?受けないべきか?とても迷いました。
そして、やはり年齢的なところも考慮すると、その後に他の悪いところが出てこないか?と言う確信はないですし、もしかしたら手術を受けたことによる体力低下で、潜在していた別の病気も発祥してしまうかも?と考え、手術はやめました。
実際、検査を進めていくうちに、身体全体に癌が広がっているという事実も発覚しましたので、やめて正解でした。

お医者様は手術をしなくても延命治療を要望するかもしれません。
ウチの場合も、やはり最初は「少しでも良くなれば」と思い、お医者様に任せましたが、実際のところ検査や投薬のたびに弱って行ったのは事実です。
また、愛犬が家族の元を離れるとこんなにもストレスなんだと実感させられた事もありました。
そんな事もあり、我が家は途中で検査も投薬も打ち切りました。

その後もどんどん弱っては行きましたが、ご飯を食べられなくなったら、針のない注射器を使い流動食を流し込み、水を飲まなくなったら同じく流し込んであげてという風に・・・。
なるべく側にいて、撫でてあげたり、さすってあげたり、話し掛けたり、時に笑ったり泣いたりもしました。

結果は?と言われると、癌が発覚してから1ヶ月くらいで亡くなりましたが、私達もできる限りの事をしてあげられたし、犬自信も家族の元を離れる事もなく、大好きな皆に看病され、いつもと変わりない日々の中、永遠の眠りにつきました。

またつい先日、同じように癌で愛犬を亡くされた方に会いました。
その子の場合、癌治療に専念し、やはり抗がん剤や放射線をし、癌発覚から1年も生きたそうですが、度重なる通院や入院をさせ、結果的に辛い思いをさせても延命に過ぎなかったと買主さんは、とても後悔してました。

最終的には、何が正解なのかはわかりませんが、迷ったり悩んだりしてる姿を犬はちゃんとわかっているように思います。

なので、ワンちゃんが不安にならにように、ひとみさんも焦る気を抑え、じっくりと考え、頑張ってください。