チワワ

チワワは最も小さな犬種で、繊細で華奢な体格をした小型犬です。
被毛は滑らかで、被毛の色には多く色と組み合わせがあります。

チワワは大きくて丸い目が魅力的ですが、頭に特徴があります。
まず１つは、頭の形です。アップル・ヘッド（apple head）とディアー・ヘッド（deer head）があります。

【チワワ頭の形】

1アップル・ヘッド（apple head）

apple head（りんご頭）。りんごのような丸い頭が特徴です。
頭部が丸みをおびる。鼻と頭頂部がほぼ同じ水平線上にある。耳は小さめ、広い位置につく。

2ディアー・ヘッド（deer head）

deer head（鹿頭）。鹿のような頭が特徴です。
頭部が細長い。鼻と頭頂部がやや斜め。耳は大きめ、高い位置に付いている。

ディアーヘッドはスタンダートと認められず、ドッグショーへ出陳できません。 が、主な違いは外見のみで、チワワの性格・健康に影響を与えません。

【ペコ】

２つめは「ペコ」です。
チワワの頭頂部（頭蓋骨）にある柔らかい部分「くぼみ」です。　犬のペコとは、何ですか？
多くの犬は、幼犬から成長する過程でペコ（くぼみ）は閉じてなくなります。が、成犬になってもペコが閉じず、隙間がある犬もいます。

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チワワは活動的で遊び好きな性格なので、子供や他のペットとも相性がよい。
賢いので、様々な訓練やシツケが可能です。

一般的に飼い主に忠実で愛情深いため、良いパートナーになれます。
ただ、時にワガママ、ずる賢いイタズラで、飼い主に手間をかけさせることもあります。

吠えやすく、活発に動き回り足音がするため、都会での飼育は難しいかもしれません。 が、適切な社会化としつけを行えば、品行方正なチワワに育ち、アパートやマンションでも問題なく暮らせます。

チワワの飼い方、注意事項と飼育するコツのまとめです。
※ 飼い方の基礎編・犬種の共通項目は 犬の飼い方 20種類の準備リスト をご覧ください。

1. 準備

犬が落ち着いてすごせる環境（ハウス、トイレ、食器、吸水器...）を用意します。犬を飼う準備、必要グッズと費用リスト
食事の回数、タイミング、ドッグフードの種類は、譲渡元ブリーダーさんやショップへ問い合わせます。最初は、同じドッグフード、同じ方法、同じ用量で犬に食事を与えます。

2. 新しい環境になれる

犬を迎えれ入れたら、まず「新しい環境に慣れさせる」のが大事です。
新しい場所や状況に犬が適応し、飼い主と信頼関係を構築できるまで時間が必要です。疲労やストレスが原因で食欲減退、体調を崩すことがあります。

犬が新しい環境に慣れるまで、飼い主さんはゆっくり待ちます。
子犬は眠り続けます。そっとしときます。かまいすぎは避けます。夜鳴きや甘え鳴きの対応が必要な犬もいます。子犬のクンクン甘え鳴き止める

3. しつけトレーニング

チワワは賢く学習能力が高いので、しつけがしやすいです。
「トイレのしつけ」は早い時期から始めます。犬にトイレのシツケ、対策と覚えるコツ

幼いころから、パピークラスに参加し基礎訓練することで、自信を持ち順応できるようになります。 服従従訓練や、さまざまな人、犬、場所、を経験し社会化をすすめます。

4. 食事・健康管理

チワワの体格や年齢にあった栄養バランスが良いドッグフードを給餌します。
チワワが喜んで食べる様子を見て、ついついオヤツや余計な褒美を与えてしまい１日に摂取カロリーをオーバーしがちです。 体重や腹周りの肉付きを確認し、そして適正な給餌量が必要です。　犬が太りすぎ？肥満度をチェックする方法

飲み水はいつも新鮮な水道水、水分の量は気にせず犬が欲しがるだけ与えます。皿、ボトル、飲み口を綺麗にします。 犬はミネラルウォーターを飲める？

また毎年のワクチン接種、定期的な健康診断が大切です。
定期的な検診は忘れがちなので、ワクチン接種のさい健康診断も同時に受診します。 犬の定期健康診断の料金はいくら？

5. 運動と遊び

チワワは遊びが好きで活動的な犬です。健康のため毎日の運動が必要です。
散歩でランニングしたり、遊びの時間にボール遊びなどのアクティビティを取り入れます。　犬と遊ぶ時間、遊び方と量はどれぐらい？

チワワは知能が高いので、退屈しないように刺激を与える必要があります。
他の人や犬と触れ合う、服従訓練などの新しい芸やトリックに挑戦します。犬の服従訓練、効果的なやり方やコツ

6. グルーミングお手入れ

被毛の清潔、飼い主とのコミュニケーションを保つため、定期的なグルーミングは重要です。
頻繁にブラッシングをし、抜け毛や皮膚の汚れを落とします。
特にロングコートの場合、毛玉予防にブラッシングは必要です。

チワワの大きな目や耳のケアが必要です。
眼の周りの涙やけをふき取り、耳を清潔にし炎症を防ぎ、清潔を保ちます。

7. 社会化

子犬の社会化は、早い時期から始めるのが重要です。
超小型犬、室内犬で外へ行かない等の理由で「犬の社会化は不要」と考える飼い主さんもいますが、人間社会や他の犬との関りに適切な行動を教える「犬の社会化」は大切なプロセスです。

人と犬の交流を促進し、多くの環境にふれ良い経験を積み、適切な社会化を実施します。 子犬の社会化、時期や注意点

8. 愛情と時間

チワワの飼い方で最も大事なのは、犬へ愛情と時間をかけることです。
犬を家族の一員として迎え、時間をかけ犬とのコミュニケーションをとり、愛情と絆を構築します。人と犬が互いに成長し、最高のパートナーになります。　犬と信頼関係をつくる方法