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RE:その実験について ジャckさんへ さくらん坊 さん

こんにちは。
A・Bグループ分けした実験についてですが、おそらくFreedmanと言う方のものだと思うのですが
違ってたらごめんなさい。
この実験の目的としては人への社会化の臨界期を調べるものだったようです。
犬はコッカー・スパニエールとビーグルの子犬で8グループの同腹犬だそうです。
実験条件として母犬や同腹の兄弟犬との隔離はしないということです。
生まれてから14週齢の期間の中で2,3,5,7,9週齢時に人との接触を持たせ
14週齢以降、人との関係がスムースに結べるのはどの週齢かというものたったようです。
controlとして5頭の子犬を使い14週齢まで人との接触は無しと言うものだそうです。
ですからA・B のグループ分けというのはcontrol群と実験体群と言うことではないかと思います。
そしてこの実験では生理機能の見地からも調べられているようなので
ある程度科学的にも裏付けされた、信頼性がある実験として認められているんだと思います。
ただ、残念ですがcontrol犬達のその後についてはわかりません。
ちょっとばかりの気休めかもしれませんが、隔離の対象は人のみでその他は普通の育児だったようですね。

RE:その実験について ジャckさんへ ロダン3世 さん

さくらん坊さん、有難う!
実は私も、ジャckさんが出鱈目情報を流すなどあり得ないと思い探していました。一時中止にしていて良かったです。

目的の文献には未だ辿り着いていませんが、恐らく研究者は「Freedman.D.J.」でしょう。
脳神経医学の専門家らしいので、犬などの高等動物を材料に使うのも納得できます。

「社会化の臨界期」と言う言葉も大切な専門用語のようです。有難う御座いました。

なお、見つけた文献は下記「Science,」です。もう少し古い物が入手できる方に宜しくお願いです。

Freedman, D. J., Riesenhuber, M., Poggio, T., Miller, E. K. Categorical representation of visual stimuli in the primate prefrontal cortex.
Science, 291, pp312-316 (2001)

RE:その実験について ジャckさんへ さくらん坊 さん

Critical periods in social development of dogs.
Science,133,1016-17
Freedman,D.G.,King,J.A.&Elliot,O.(1961)
だそうですよ。

RE:さくらん坊さんへ(^ー^) ジャck さん

さくらん坊さん、どうもありがとうございます。
それに、今の今までレスに気付かず遅くなってしまいました。<Newしか見てなくて……。
「社会化の臨界期」の検証とビーグル犬には薄ら覚えがあります。
スパニエルは記憶にありませんが。
同じ実験かどうかはわかりませんが(図書館でノート取ってるだけなので)Scienceなら何とか
確認できそうですね。本当にありがとうございました。

ただ、違うかもしれないと思うのは、ブラックボックスの記述はありませんでしたか?
14週齢以降に数ヶ月閉じ込めたという部分です。<現在はこれが法的に出来ません。

>そしてこの実験では生理機能の見地からも調べられているようなので
>ある程度科学的にも裏付けされた、信頼性がある実験として認められているんだと思います。

おっしゃる事はわかります。ただ、僕はこの実験だけで一般化する事に納得はできないんです。
例え同じような実験が2例3例あっても、同じ時期であるとやっぱり少し引っ掛ります。
疑っているわけではないんですよ。すこし譲って、この実験自体には全く不満はないとしても
この結果を一般化する事に疑問を持っているんです。

科学的だというのは、あくまでも「その実験と結果」で一般化して良いものかどうかについては
多分、意見が分かれるんじゃないかと思います。

また、一見「僕が社会化を否定している」ように思えるでしょうが、そうではありません。
それに僕は一般化できるものを探しています。もっと手掛かりが欲しい。
それからだと思っているんですね。<経験から慎重すぎるのかも知れませんが。

>隔離の対象は人のみでその他は普通の育児だったようですね。
ここがどうもあやふやに感じるんですね。今の犬の躾け方に合わせるように解釈されている気が
してなりません。
犬同士で学んだ「社会化」及び「子犬の記憶」はブラックボックスで、ほとんど無くなっているのに、
なぜ?人間との関わりは記憶(体での記憶)があったりするのか?
まあ、これも譲ると翻訳の仕方でそう聞こえるのかも知れませんが……。

これらも言わば僕の個人的な考え方なので、これも一般に言えるとは思っていません。
現に相談所でレスする場合は犬の本を基本とし、個人的な考えは断りを入れていますので。(^^;;

さくらん坊さん本当にありがとうございました。とっても感謝しています。(^ー^)

RE:さくらん坊さんへ(^ー^) ジャck さん

ビーグル犬は違うメモでした。f(^^;)

分って頂戴じゃckさん ロダン3世 さん

じゃckさん、
「社会化の臨界期」などの言葉はもとより、犬の本も見たことも読んだこともない、古代人や発展途上国の人でも、この事実は知っていた真理なのですよ。
家畜を養う過程で「子供から育てればーーー」と人類共通の常識だったのです。
東西南北の定義を変えない限り、朝日は東に登り、夕日は西に沈む事実と同じなのです。
朝日と夕日を磁針を手に一度見せれば納得でしょ。北や南からは出て来ないのを示す必要はないでしょ(極点除く)。

「科学」の真理・法則として活用したいので、これを仮定的な法則にして、Freedman達が実験結果を1961年にサイエンスに発表した。
方法はボンの介さんが述べた演繹法です。
何回も述べたけど、真理・法則(仮説)でも、演繹法で正しいことを一度示せば仮説ではない法則として充分です。納得しない人は自分で再現実験をするのは自由なのです。

その原理を無視する愚かな民族は日本人です。証拠にサファリーで飼育員が熊に殺された。子飼いなのに雌雄も把握してない。これは例外ではない。育て間違えた自称愛犬家が町中にウヨウヨと出て来ます。

1961年の文献をご覧になられているジャckさんは、年齢的にも私は近いと嬉しく思います。もう無理は出来なくなりました。
ご健康をお祈りします。

RE:犬とのコミュニケーションは何に気をつけていますか? ジャck さん

犬と暮らしはじめてからの8年間は、ひと言で言えば24時間ベッタリです。(^o^)
用事は家で済みますし、何かで出掛ける場合でも大抵は一緒に連れて行きます。
今は2匹になったので1匹だけしか連れて行けない場合もありますけど。
家では日に1度の散歩は義務です。<奴らは食う寝るよりも散歩なので……。
何か気をつけているってこと? 特別にはありませんねー。
夜遊びも、外泊も自然にしなくなったし、週に1度程度は2人だけで出掛けますが
予定の用が済んだら、わりと直ぐに帰ってきますね。
あ、犬たちを心配してじゃないです。2人だけでは物足りないので。(^^;;

犬たちとの関係は、暮らし始めはリーダーにならなくてはって頑張ってましたけど
今はそこまで意識せずに、どうでもいい事は対等ですね。ある意味、相方ですので。
因に家の1頭目は犬との社会化は失敗したと思ってます。<今は問題ありませんが。
なので、本音では成長してからで何とかなるって思っているんですね。
パピーの頃に比べると時間がかかるかも知れませんが、日々一緒に学ぶってことも
結構楽しいですし。<はじめの焦っている頃は少し辛いものもありましたが……f(^^;)
とにかく、この8年間は(地味になりましたけど)充実していますね。

RE:胎教・幼児教育・長い留守番・実験など(3)  ロダン3世 さん

じゃckさん、24時間べったりとは、比喩的と言うか「のんびり」「気楽に」と解釈させて頂いて、貴方のこの8年間は素晴らしいと思いました。

いつまでもと叱られそうですが、私に少し理解不足、勘違いがありました。訂正してコメントの終わりに致します。
1.刷り込み:ちよさんの報告は「刷り込み」だけでなく、後々の「学習」なども含まれていました。
それを「刷り込み」で代表させたのは私のミスです。
google.com で検索下さい。最初に一発で表示されます。
最初の1行だけを借用しますと。
「刷り込み(すりこみ)とは、動物の生活史のある一瞬に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する現象をさす。」

とあります。解説によると、動物園で人工繁殖する場合は、「刷り込み」及び「間違った学習」を避ける努力をしていますね。
これは今回のテーマ「犬の飼育」に役立つ内容でした。

2.J報告のA、Bグループに分けた実験で真っ暗闇にしていることですが、これもgoogle して貰えば推定が付きます。余り意味が無いです。犬の目が悪いと思うのも人間の誤解で、可視光線ばかりでなく、赤外線も見えます。夜行性動物ですから、暗くされても平気ね。暗幕を通して、動く人の体温から出る赤外線で全て見透かされていたと思います。
更に、嗅覚は人間の少なくとも100万倍、優れた固体では1億倍もの能力があります。
これは天文学的な能力であり、実験室の犬達は少ない刺激だったので、嗅覚を研ぎ澄ませていたでしょう。
聴覚についても同様ですが割愛します。

以上の通りなので、実験結果についても方法についても検討は中止致します。

同時に、数百万年の人間の歴史と数万年の犬達との共存の歴史を優先します。
さらに、日本人がマンションで、幼い子犬時代から長時間の留守番を強制した結果、あらゆる犬の不満がこのサイトで相談されている現実的な証拠があります。

このテーマの前から続く問題は、考えてから行動するドイツでは見られず、考えながら行動するイギリスで犬の飼育数の大幅な減少で浮き彫りになっていますね。
行動した後で考える日本人ですから、今回の問題は10年、20年過ぎたら解決するでしょう。
若い世代に期待するしかありません。
では、自主的に書込むコメントは今回のテーマについては終わりにします。
長い拙文を失礼致しました。